You Wanted The Best, You Got The Best!! / Kiss (1996)
1996年に発売されたキッス(Kiss)のライヴ・ベスト・アルバム。 96年の 「Alive/Worldwide Tour」にタイミングを合わせて作られた編集盤で、1,2,3,9が未発表曲。残りは4,5,6,12が75年の名ライヴ盤「Alive!」から、そして7,8,10,11が77年の「AliveⅡ」から収録という変則盤。未発表曲も75年と77年のライヴなので、90年代に発売されたにも関わらず、全て70年代のライヴ演奏というオールド・ファンにのみ焦点を合わせたようなつくり(ちなみにクレジットはされていないが、未発表曲には96年までギタリストだったブルース・キューリックのオーヴァー・ダブが施されているそう)。先のツアーがオリジナル・メンバーでのリユニオン・ツアーだった為、当時のメンバーでのライヴという事で編集された事情がある。
ま、ツアーの企画盤だけに、アルバムとしては米メディアで酷評されたそうだが、”にわか”の自分には単純に楽しめるアルバムだった。「Alive!」と「AliveⅡ」はCDで所有しているが、初めて聴いたのはいつだったか思い出せない。70年代当時の熱気を知らない自分にとっては、熱いけれどえらくシンプルな演奏に驚いた覚えがある。4ピースのロックンロール・バンドらしさが溢れていて、この辺りの音にもっと早く触れていたら、彼らをもっと早く好きになっていたかもしれない。AC/DCもそうだが、日本で発売された時の「地獄の~」とか「悪魔の~」とかっていう邦題が、バンドの実音楽とのギャップを作って、逆に聴くきっかけを失くす場合もあるんです。ま、当時の邦題って今となっては笑えるんだけど。
中古店にて購入(¥450)
- CD (1996/6/25)
- Disc : 1
- Format: Import
- Label : Polygram Records
>田舎の中学生を狂喜乱舞させる簡単なトリックでした
(笑)。当時のレコード会社は今と違って熱かったですしね。少々手荒な
手法でも「押し」が強かったです。
>ドキドキしながら針を落とし
光景が目に浮かぶようです(笑)。あの頃、LP一枚を買うのは今と違って
一大事でしたよね。ラジオ以外で視聴する機会もほとんど皆無だったから、
ハズした時は涙ものでした…。
ベストのベストみたいな感じで当時の私はスルーしてました。
邦題の【地獄の云々…】は当時、未だピュアだった田舎の中学生を狂喜乱舞させる簡単なトリックでした( ̄∇ ̄)
ファーストアルバムの邦題が確か【地獄からの使者】だったかな…
激安の小遣いでは足らずオフクロの肩叩きで臨場感収入を得て買いに行ったのを覚えてます。
ドキドキしながら針を落とし、1曲目の【ストラッター】で見かけに依らず明るい印象を受けました。
反抗期だった当時の余分なエネルギーをKISSが吸収してくれたお陰で全うな学生時代を過ごしました( ̄∇ ̄)
そうそう!英語にも興味を持ち、英語は得意科目となり現在も下手くそなりに英語でのミーティングに参加出来ているのは【地獄からの使者】のお陰です( ^^)/