ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series Vol.2 / Aretha Franklin

2021年09月30日 | ソウル・ファンク・R&B

Original Album Series Vol.2  / Aretha Franklin (2013)

このブログではしつこいくらいに出てくるお馴染み簡易紙ジャケCD5枚組ボックス「Original Album」シリーズ。今回購入したのはソウルの女王、アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)の1967年からの5枚組。以前に購入した「Vol.1」の続きということになる。中古とはいえ、たった3,500円でアレサの黄金期のオリジナル・アルバムが10枚揃ってしまうこの凄さ。収録されているアルバムは以下の5枚。

 ・「Aretha Arrives」 (1967)
 ・「Aretha in Paris」 (1968)
 ・「Soul '69」 (1969)
 ・「This Girl's in Love With You」 (1970)
 ・「Young, Gifted and Black」 (1972)

単体でも所有しているアルバムが含まれているが構わない。なんせこの時期のアレサは何を歌っても凄い。ビートルズ(The Beatles)、ストーンズ(The Rolling Stones)、ザ・バンド(The Band)など、白人アーティストのカヴァーや当時のヒット曲が多いのはもちろん売れ行きを考えた戦略でもあったろうが、この時期はそういった言わば”ヒット曲即カヴァー”は常識だったようで、他のアーティストも同様。それでもそんな曲がアレサの手に掛かったらオリジナルを凌駕するような圧倒的にソウルフルなヴォーカルで歌われるのだから、カヴァーされる側も本望だったろう。全てではないが、多くの演奏は鉄壁のMuscle Shoals Rhythm Sectionが担当。ちなみにザ・バンドの「The Weight」にはデュアン(デュエイン)・オールマン(Duane Allman)が参加してスライド・ギターを弾いている。

アレンジを誰が担当しているのだろうと調べてみると、トム・ダウド(Tom Dowd)、アリフ・マーディン(Arif Mardin)、ジェリー・ウェクスラー(Jerry Wexler)など、当時のアトランティックを支えた名プロデューサーの名前がクレジットされている。アルバムによって出てくる名前が違ったり、担当役名が違ったりするので、実際にアレンジをしたのが誰かまではよく分からなかったけれど、もしプロデュース業と一緒にやっているとしたら凄い仕事量とセンスだ。11月にアレサの伝記映画「Respect」が公開されるけど見に行こうかな。

「Vol.1 」の記事はこちら

ネットにて購入(¥1,798)

  •  Label ‏ : ‎ Warner Bros UK
  • ASIN ‏ : ‎ B00DDVPXOQ
  • Disc ‏ : ‎ 5

 


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