ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series / Otis Redding

2016年05月18日 | ソウル・ファンク・R&B

Original Album Series / Otis Redding (2010)

各アルバムへの思い入れが軽くなり過ぎて印象が薄くなってしまうから、こういう買い方はしてはいけないと思いつつ、ついつい買ってしまう簡易紙ジャケット5枚入りの廉価ボックス仕様「Original Album Series」。まったく、こういうシリーズやら、デラックス・エディションやら、ボックス・セットの戦略には批判的なくせに、まんまと踊らされ、翻弄されているのは誰あろう”自分”という訳で、情けないったら…(しかもこのタイトルの他にもすでに…)。オーティス(Otis Redding)のこの5枚も、かぶっているアルバムが2枚もあるが、ついつい購入。収録されているアルバムは、

1 「Pain In My Heart」 (64年)
2 「The Great Otis Redding Sings Soul Ballads」(65年)
3 「Otis Blue:Otis Redding Sings Soul」(65年)  
4 「The Soul Album」(66年)
5 「Complete & Unbelievable:The Otis Redding Dictionary Of Soul 」(66年)

という初期珠玉の5枚。どれも30分足らずのアルバムだが、収録されているオーティスの歌唱は何度聴いても飽きない宝石のような名唱ばかり。調べて初めて知ったのだが、これほどのちのミュージシャンにも影響を与え、数多くカヴァー、リスペクトされているにも関わらず、これらアルバムのチャート到達順位といったら大したことのないものばかり。意外だなァ。風貌にも貫禄がありすぎて早世したことを忘れがちだが、これらのアルバムが録音されたのは、たかだか20代半ばの頃。それでこのソウルフルな歌なんだから、やっぱり凄い。バックの演奏はMGズ(Booker T & The MG's)の連中が中心だし、文句のつけどころ無し。

若かりしミック・ジャガー(Mick Jagger)とストーンズ(The Rolling Stones)の連中は、(当時)少しだけ年上のオーティスのこれらのレコードを聴き倒して、すぐにスタジオに入って何曲もカヴァー録音している。なんだか微笑ましい。

オークションにて購入(¥1,000)

  • CD (2010/2/27)
  • Disc : 5
  • Format: Box set, CD, Import
  • Label : RHINO

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2 コメント

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Unknown (旧一呉太良 ‎)
2016-05-19 13:04:09
この手のシリーズはどうしてもかぶっているアルバムが気になって一歩踏み出せないでいるのですが、
2枚かぶりも物ともしないとは勇者ですね!

・・・・・・欲しくなってきたぞ!
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Unknown (ハリー)
2016-05-19 13:54:35
旧一呉太良さん、こんにちは!

>かぶっているアルバムが気になって

ホントそうです。ま、自分の場合、こういうのを買うときは中古やらオクやらで
じっくり待って安く手に入れるので、金額÷枚数=「ガキの小遣い程度」という
訳の分からない論理、公式で自分を納得させております(笑)。

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