ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

八千代味清 @名古屋市中村区・太閤通

2016年05月13日 | 名古屋(中村区・西区)

稲葉地公園の近く、太閤通に店を構える洋食屋「八千代味清」。創業は昭和37年(1962)とのこと。先代が名店と謳われた今は無き「ステーキハウス八千代本店」で修行して店を構えたのだとか。バイクを店横の駐車場に停め、中へ。店は駅から少し離れているがしっかり客が入っている。テーブル席に座り、メニューから先頭の「名代ヒレかつ定食」を選んだ。ご飯は雑穀米も選べるとのことだったが、普通の白米を選択。ソースは味噌も選べるとかで頭を悩ませていたら、奥様がテーブルのソースも同じソースだから味噌を別に用意しましょうか、と提案してくれて解決。食いしん坊に対する心遣いがうれしい。主人はコック帽とコックコート、それにカラフルな四角巾とキマっている。

しばらくして定食が運ばれた。「TONKATSU」「AJISEI」と書かれた白い平皿に盛られたヒレかつは、太い棒状のヒレかつが3切れ、それぞれが3つにカットされている。それにご飯とワカメの味噌汁が付く。かつは自分好みの細かいパン粉で揚げられていて、サクッとした衣の下、ヒレ肉の中はほんのり赤みが残っている抜群の揚げ具合。ヒレなので歯切れも良く、サラッとしたあっさりめの味噌タレもよく合って、旨い。卓上の入れ物に入ったソースでも試したが、もちろん旨い。つけ合わせの千切りキャベツには酸味の強いフレンチドレッシングをかけて、あっという間に皿はきれいに無くなった。バイクに乗っている自分に気さくに声をかけてくれる主人に”ご馳走様”を言って店を出る。オムライス(カニクリームコロッケ1個付き)、デミカツ丼、冬のカキフライなど、まだ食べたいものが沢山。次に来ても迷うだろうなァ。(勘定は¥1,690)

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食事前に寄った中村区長戸井町と中川区百船町を結ぶ「向野橋(こうやばし)」(明治32年・1899・製造)。当初は京都の保津川に架けられ、昭和5年にこちらに移設設置されたのだとか。

 

↓ 現在は歩行者と自転車のみ通行可。JR線、近鉄線などを跨いでいて、電車の車両基地が見えるので、この日も鉄道ファンが橋の上から写真を撮っていた。

 

↓ 太閤通近辺を散策。スクラッチタイル壁が残る「太閤堂薬局」(写真下左・建築詳細不明)と、何ともノスタルジックな中庭階段のあるアパート「白菊荘」(写真下右・建築詳細不明)。

 

↓ 旧・中村遊郭、大門(おおもん)の端に残る「中村映劇」(建築詳細不明)。戦前は芝居小屋で、戦後に映画館になったそうだ。現存する名古屋最古の劇場だとか。

 

↓ 前面は看板に隠れて元の建物が見づらいが、屋根部分の装飾がなかなかいい雰囲気。現在は成人映画専門で、色々なご趣味の方達の「ハッテンバ」となっているらしいので注意(笑)。

 


  

名代とんかつ八千代味清

愛知県名古屋市中村区稲葉地本通2-9-1

 

( 太閤通 たいこうどおり 中村公園 なかむらこうえん 稲葉地公園 いなばじ公園 やちよあじせい 八千代 名代とんかつ 大門 おおもん 中村遊郭 洋食 とんかつ 近代建築 ) 


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