ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

とん八 @名古屋市中区・千代田

2016年06月08日 | 名古屋(中区)

鶴舞公園(つるまこうえん)から歩いて「とんかつ とん八」へ。夜の営業開始すぐの時間だったが、5時過ぎで先客3組7名という盛況ぶり。駅からすぐでもないし、大きい通り沿いでもないのにすごい人気だ。暖簾をくぐって店に入るとこじんまりとした店内。テーブル席が3つ程とカウンター席。カウンター席に腰を下ろして品書きを眺める。とんかつは色々なヴァリエーションがあり、メンチカツやハンバーグといった洋食の他、チャーハンの文字も。と言っても初訪だからもちろんこちらで一番人気という「味噌とんかつ定食」を注文。厨房内でコック帽がキマっている主人の他、アルバイトの給仕が2名。実直そうな主人は黙々と調理を続けている。店内にはラジオが流れ、そこはかとなく昭和の雰囲気。調理の様子を見ていたがご飯は鍋で炊いているのかな。珍しい。

しばらくしてとんかつが登場。胡瓜の漬物と味噌汁(赤だし)が添えられている。かつの上には溢れんばかりにたっぷりと味噌たれがかかっている。見た目はかなり濃そうな感じだったが、ひと口食べてみると口当たりは重くなく、まるでさらっとしたデミグラス・ソースのよう。上から刻み葱が散らしてあるので一気に和風な感じに。かつの衣は薄めで味噌たれをしっかりまとい、旨い。甘味は強くないのでこの味噌たれだけでご飯が食べられそう。わしわしと食べ進み、きれいに平らげた。みんな旨い店をよく知ってるなァ。(勘定は¥1,350)

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↓ この日はライヴで鶴舞公園(明治42年開設)の中の「名古屋市公会堂」(昭和5年・1930・建造)へ。相変わらずの存在感。近々改修の為に閉鎖されるようだ。

 

 

 

↓ 建物の中のいくつかのオリジナル照明。戦前の近代建築の照明はたいていひとつひとつ凝ったデザインで手造りしてあるから本当に素晴らしい。これぞ贅沢。

 

 

↓ エレベーターの上の階表示はアナログ式(写真下左)。チーンと音がするだろうか(現在はたぶん稼働していません)。公園内にある「奏楽堂」(平成9年に明治43年建造当時の姿に復元)。

 

↓ 「噴水塔」(明治43年・1910・建造、一時解体、昭和52年復元)とバックの公会堂。暗くなってくるとライトアップされる(写真下右)。

 

↓ 普通選挙法の施行を記念して造られ名古屋新聞社(現・中日新聞社)から贈られた「普選記念壇(普選壇)」(昭和3年・1928・建造)。イベント用ステージになっている。

 

 

とんかつ とん八

愛知県名古屋市中区千代田3-17-15

 

( 鶴舞 つるまい つるま 鶴舞公園 とんぱち とんはち とんかつ トンカツ 豚カツ 味噌カツ 味噌かつ みそかつ ミソカツ 近代建築 名古屋市指定有形文化財 )


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