昨年末に筒美京平、なかにし礼、中村泰士と昭和歌謡・POPSの
偉大な作詞・作曲家が相次いで亡くなった。ぼくが、鼻歌まじりで
口ずさむのは、こうした職業作家の歌が多いのでとても寂しいです。
随分前に筒美京平さんについて書いたので、なかにし礼さんについて
書いてみよう。訃報後の12月末に図書館に行ったところ、なかにし礼
さんの著書が受付カウンターに並んでいた。そう、なかにし礼さんは
『長崎ぶらぶら節』で第122回直木賞を受賞する小説家でもありました。
借りた本は『てるてる坊主の照子さん』NHKの連続テレビ小説でドラマ化
された傑作小説。なかにし礼の奥さん(石田ゆり)家族をモデルに、
昭和30年から40年代の大阪・池田市を舞台として照子お母さんを中心に
4姉妹の成長物語を笑いあり・涙ありで描いたストーリー。
ラストのエピソードが、実の義理の姉にあたる、いしだあゆみの歌
『ブルー・ライト・ヨコハマ』で大団円なのもヨカッタな~!
<追悼>以下は大喝采を贈りたい最初に挙げた3名の関連曲をご紹介。
数多くのヒット曲からほんの少しのご紹介なのが心のこりですが…。
いしだあゆみ『ブルー・ライト・ヨコハマ』詩・橋本淳/曲・筒美京平
石田ゆり『悲しみのアリア』詩・なかにし礼/曲・筒美京平
いしだあゆみ『あなたならどうする』詩・なかにし礼/曲・筒美京平
ちあきなおみ『喝采』詩・吉田旺/曲・中村泰士
細川たかし『心のこり』詩・なかにし礼/曲・中村泰士
新年に入り35年ぶりの大雪が福井・富山北陸地方で降り、海外では
スペイン・マドリードで50年ぶりの大雪だとか(1/10現在)。
記録的な寒波に見舞われてる皆さんお気負つけ下さい...という訳で。
Joy to the World: Their Greatest Hits/Three Dog Night (1974)
70年代前半に数多くのヒットを放ったスリー・ドック・ナイト(TDN)の2枚目の
ベスト盤です。忘れ去られてしまった感があるグループですが、コレは13曲の
シングル・ヒットナンバーにアルバム収録曲1曲という14曲入りお得盤LP。
CMなんかでも使用される№1ヒット”喜びの世界Joy To The Wold”や
”One”,”Old Fashioned Love Song”なんかは、この曲聴いたことある!
というポップス・ファンが多いのではないかと思われます。3曲ともイイね。
3人のボーカリストがいるという珍しいグループ。だから恥ずかしなら最初
7人グループとは知らないで3人のボーカルブループだと思ってました(汗その1)
エルヴィス・プレスリーファンの僕としては”Never Been to Spain”
(・・・ぼくもスペインに行ったことがないけど・・・汗その2)をELVISがすぐさま
カバー『エルヴィス・イン・ニューヨーク』(1972)に収録してるのに驚きました。
きっとTDNのメンバー達も喜んだことでしょう。だからこの曲もお気に入りです。
ワンちゃんが3匹もいない貴方は、スリー・ドック・ナイトを聴きながら
寒い夜を暖かくしてお過ごしください。
<追伸>このアルバム、彼らの最初のナンバーワン・ヒット
”ママ・トールド・ミー(Mama told Me)”があれば最高なんだけどね(汗 おまけ)
2021年あけましておめでとうございます。今年は丑年いうことで、
ローズ・オヴ・イングランド/ニック・ロウ(1985)正確にはっ!
The Rose Of England / Nick Lowe and his Cowboy Outfit
ニック・ロウが”ザ・カウボーイ・アウトフィット”名義付きで出した
2枚目(ソロ作では計6作目)の傑作アルバムを聴くのは乙なもの。
僕が持ってるのは米国盤LPなのでオリジナル英国盤ジャケットとは
相違があります(さらにA面1曲目⇔B面1曲も入れ替えがある)。
(英国盤)渋い!Cool!!
恋するふたり"Cruel to Be Kind" (1979年)のヒットくらいしかN・ロウは
知名度が低く寂しいのだが、彼が1980年代に出したアルバムの中でも
コレはルーツ志向R&Rの楽しさがギュウっとつまっていて好きだなぁ。
新年早々長い記事は、なんだから一曲のみ紹介しよう。A面1曲目
ロックンロール・ブライド”I Knew The Bride(When She Use to Rock and Roll)"
これはニック・ロウのセルフ・カバー曲です。ヒューイ・ルイス&ニュースが
全面バック・アップしたウッシシの楽しい曲。初春に聴くにばっちりよ!
ニック・ロウ(Nick Lowe and his Cowboy Outfit)のことを、牛も知ってるカウシルズ(The Cowsills)以上にモゥ~っと皆に拡散・知らせたいぜ。
厄介な疫病が流行った2020年も今日で大晦日。
自宅パーティーで盛り上がろう、伴侶とふたりっきりだけどね。
LONDON&NEW YORK/ELTON JOHN(1978)
エルトン・ジョンが絶好調だった1974年ライブを収録。ファンの方はエッ?
ライブ盤『HERE AND THERE(1976)』じゃないのと思われるかも。
これは二年後にPickwickレコードより廉価発売されたもので、内容は同じ。
映画『トミー』からのElton=ピンボールの魔術師=Johnのジャケットが楽しい。
裏ジャケには”『HERE AND NOW』DJH 20473と同じ内容”とのミスプリもご愛嬌だ!
内容は文句なしでA面はThe Royal Festival Hallでの吟遊詩人ぽい”Skyline Pigeon”
から始まり盛り上がる”Crocodile Rock”で締め、B面はMdison Square Gardenでの
ロックンローラーぶりが楽しめる内容。なお『HERE AND THERE』は、2枚組CDの
拡大盤も入手できますよ。ピアノ上に眼鏡という地味なジャケットが難だけど・・・。
ロンドン&ニューヨークそして東京も感染拡大が止まらなかった2020年でしたが、
皆さ~ん!コロナ禍に負けないよう健やかにお過ごし下さいネ。
I'm Still Standing!
30-Day Film Challengeはこれで最後になります。
今回テーマの出典は、SCREEN誌2020年10月号(近代映画社刊)を採りました。
こうしたチャレンジは、お気に入りの音楽、書籍、ゲームetc...なんかでもできそう。
(あなたも30-Day Film Challengeをやってみては如何。よかったら、お報せ下さい。)
DAY26:あなたの憧れのヒーローが出ている映画
007/危機一発(ロシアより愛をこめて) From Russia with Love(1963)
DAY27:アイデアが秀逸だと思う映画
ミクロの決死圏 Fantastic Voyage(1966)
DAY28:あなたがしたい(なりたい)仕事をしているキャラクターがでている映画
マルタの鷹 The Maltese Falcon(1941)
DAY29:エンディングが好きな映画
グラン・トリノ Gran Torino(2008)
DAY30:幸せな気持ちになれる映画
雨に唄えばSingin' in the Rain (1952)
(一言コメント)
DAY26:ジェームズ・ボンド:007は永遠のヒーロー。
DAY28:カッコいい私立探偵に惹かれました。”ボギー!俺も男だ”