名古屋で蕎麦といったら必ず名前の挙がる人気店、出来町通の引山の交差点にある「志喬庵・江月」。まだまだ日差しが強く暑かったある日の訪問。初めて店へ行ってみた。店の隣ひとつ挟んだ駐車場に車を停めるが、さすがは人気店、時分どきとあって店内は満員。待ちが3組も。待ち椅子も塞がっていたので居場所がない。狭い店内で、人が食べている傍で立って待つのはいかがなものかと、暑かったけれど「外で待ちましょうか」とこちらから声を掛けると、給仕の若い女性は「はい、お願いします」と。強い日差しの下、自分が外で待っている間にも次々と客がやってきて暖簾をくぐって中に吸い込まれていく。でもその人達は全然出てこない。え？後から来たその人達は中で待たすの？ じゃ、外でひとり待っている自分はただの阿呆か…。やっと呼ばれて中に入ったが、案の上、レジ付近はごった返しているし、自分より後から来た人達は涼しい顔で待ち席で座っている。うーん、なんだかな…。
ま、それはさておき、相席の大テーブルに座って「せいろ」を注文。（そばの前にあまり飲みたくない）蕎麦茶が置かれる。しばらくして出てきた蕎麦は瑞々しく、角が立った端正な姿。自家製粉、十割、手打ちだそうだ。つゆはキリッとした辛汁で好み。しっかりと締められた細切りの蕎麦を手繰る。少しつゆが少ないが、暑かったので冷たい蕎麦の口当たりが心地良い。なかなか旨い蕎麦だ。食べた終わった後に置かれた蕎麦湯はとろみの強いもの。一緒に置かれた徳利の中にはつゆがたっぷり。これ、最初から出しておいて欲しかったナ…。その代わり蕎麦湯はたっぷりいただけたが。炎天下でひとり待たされたこともあって、ちょっと後味が悪い初訪問になってしまった。涼しくなってきたから次は落ち着いて頂くことが出来るだろうか（←人間が出来ていないゾ）。（勘定は￥900）
志喬庵 江月
愛知県名古屋市名東区引山3-110
（ 引山 ひきやま しきょうあん こうげつ 蕎麦 蕎麦切り そば そばきり 十割蕎麦 自家製粉 手打蕎麦 行列 ）
ハリーさんの情報豊富なことには、驚かされます。
その上、そのお店に自ら出かけられて、実際に食されていることにも、頭が下がります。
いくら美味しい、旨いとの情報を得ても、それは絵に描いた餅。
自分の舌で確かめなくては、意味がありませんよね。
ハリーさんは、どのようにして情報の収集をされるのでしょうか。
お店を実際に訪問される機会をどうして、あんなに多く持てるのでしょうね。
ぼくは、不思議に思っています。
＞情報の収集
特別なことをしてはいませんが、出かけた先で置いてあるタウン誌や小冊子などには
よく目を通しますね。それに新しい店よりも、このご時世にしぶとく生き残っている
店に惹かれるので(笑)、昔に発行されたグルメ本やガイド本を中古で購入して、まだ
残っている店を探したりとかします。
ご存知のように古い建物を見るのが好きなので、そういう場所に行ったりしたときは、
周りを目を皿のようにして探していますよ。
あとはもちろん、ゆめ未来さんや、コメントを下さるゲンゴロウさんのような、その
地元にとてもお詳しい先達のブログを拝見してメモってリストを作っておいたりします。
＞実際に訪問する機会
これは貪欲に出かけるのみ。休み（といっても途中で仕事が入ったりするのですが）は
家でゆっくりと、なんて出来ない性分なんです(苦笑)。逆に嫁は家でゆっくりしたい人
なので「どうぞ、どうぞ」と見送ってくれます（たいていお土産ありますしね）。でも
一応誘うんですよ（←言い訳）。そこでバイクや、車のトランクに常時積んである折畳み
自転車を駆使して動き回るんです。3～4時間あれば結構廻れるものです。
仕事で出かけた際も、行った先の訪問予定リストはあるので(笑)、ちょっと時間を作って
和菓子屋さんに寄ったりとか、お土産と称して何か買ってきたりとかします。
要するに…「食いしん坊」なだけですかね。ゆめ未来さんのコメントで初めて我が身を
振り返りましたが、こいつ、アホですね…。嫁が一番楽でいいと思いますよ。どこへも
行かなくても、ほぼ毎週どこかの菓子や食べ物が運ばれてくる…(笑)。
何かを追い求めている時って、本当に楽しいですよね。
ぼくは、飲みたい日本酒を扱っている酒屋さんを探したり、手に入り難いお酒の置いてある飲食店を求めて、うろうろする時など、気力、体力がみなぎってくる気がします。
妻には、私のことは何にもしてくれないのにと愚痴られますが。（笑い）
貴重な情報、これからもお願いします。