ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

みよし亭 @岐阜県関市

2015年12月18日 | 岐阜県(中濃)

うなぎで名高い岐阜県関市。その中でも、まだそう古くない店でありながら、すでに評判が高い「みよし亭」。平日でも駐車場は一杯で、開店前に行列が出来ていることも少なくない人気店だ。雨がそぼ降る平日の夜、たまたま仕事で前を通ったら、駐車場に車がほとんど停まっておらず、ついハンドルを切って駐車場に車を入れてしまった(笑)。この店に入ったのは何年振りだろうか。以前は店舗が隣の敷地にあったが、あれよあれよと言う間に人気になり、新しい店を構えた。店に入ると店内は空いているが、若い男性給仕に大きな丸テーブルに相席で案内される。天井高い土間の席に座り「うな丼」を注文。店内はジャズが流れている(最近の店は何でもかんでもジャズを流すが、果たして必要か?)。向かいに座って食べているおじさん、口に入れてから音を立てているのが気にかかるが、それよりもっと気にかかるのが、口に入れたと思しき鰻の身を丼ぶりの蓋の上に戻して全部残していること。鰻屋に来て鰻を残すとは…と、あ然。

そうこうしているうちに10分ほどで丼ぶりが運ばれた。行ったことのある人なら分かると思うが、こちらのうな丼はご飯の上にたれはかかっておらず、テーブルの上にたれが容器に入って置いてある。テーブルの上にはわざわざ「当店は、丼にたれはかかっておりません。たれは直接おかけにならず、ご飯にお好みでかけてお召し上がり下さい。」と書いてある。これを自分で調節出来て良しと言う人も居る。ご飯の上の鰻は4切れ。以前食べたときよりも照りが強い印象。たれの風味は良い。縁の部分がやや硬め。自分はご飯にたれがついていて欲しいので、一枚剥がし、たれをかけて食べ、また一枚剥がし、と食べ進めづらい。でもあっさり味が好きな人には向いているのだろう。置いてあった山椒の香りと風味はとても良いものだった。そしてこの日の鰻、自分の前に座ったおじさんの行動にやっと合点がいった。焼きの入った皮が硬く、身と分離してしまい、口に残るのだ。おじさんが残していたのは身ではなく皮だったのだろうと思う。この鰻で評判が上がるとは思えないから、この日はたまたま素材の調子が良くなかったのだろう。それは別としても、個人的に丼ぶり料理はやはり、丼ぶりの中で完結していて欲しいと思う。自分でたれをかけるのではなく、最初から主人がこれが一番だ、という量のたれをかけて出して欲しい。全くかけないで食べてもらいたいと言うのなら話は別だが…。(勘定は¥2,300)

この後の記事はこちら

うなぎ みよし亭

岐阜県関市西本郷通7-11-7

 

( 関 関市 せき 鰻 うなぎ うな丼 鰻丼 関西風 辻屋 しげ吉 刀鍛冶 滋養強壮 )


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The Stylings of Silver / Ho... | トップ | 中華楼 @岐阜県岐阜市 »

コメントを投稿

岐阜県(中濃)」カテゴリの最新記事