The Very Best Of Grateful Dead / Grateful Dead (2003)
永年に渡りカリスマ的な人気を維持し続けるバンド、グレイトフル・デッド(Grateful Dead)。そのベスト盤とやらを購入してみた。ベストとは言っても彼らにはこれといったヒット曲がある訳でなく、自分にとっては捉えどころのないバンド。今でもバンド名の意味さえ分からない。その人気の理由が少しでも理解出来るかしらんと聴いてみたくなったというわけ。バンドはアメリカのヒッピー文化の象徴でもあり、中心人物のジェリー・ガルシア(Jerry Garcia)が1995年に亡くなった後も残りのメンバーは様々な形態で活動を続けている。この辺のバンド事情、自分は全く知らず。最初に彼らを聴いたのは60年代後半のサイケデリック・バンドのひとつとして。でも自分に化学反応は全く起こらず、”デッドヘッズ”なるファンの独特な文化だけ伝え聞いていた。そうそう、ディラン(Bob Dylan)と共演したライヴ盤だけは聴いていたか。
このベスト盤は2003年の編集。時系列でいくと一部のメンバーが「The Dead」と称してツアーをやった頃になるのかな。収録年代のレンジが広いので(’67-87)違和感あるかなと思いきやそうでもない。この辺り、音楽性が一貫している。カントリー・テイストな曲が多く、あまりサイケデリックを連想させる曲は多くない(バンドはドラッグ・カルチャーと切っても切れない関係だったが)。流麗なコーラス・ワークや曲調が、クロスビー、スティルス&ナッシュ(Crosby, Stills & Nash)や、バーズ(The Byrds)なんかを連想させる。こういう音楽は初め全くピンとこなくても、聴き続けていると急に惹かれていることに気付くこともある。自分にとってはまだまだ”Golden Road”は遠そうだけれど…。
中古店にて購入(¥734)
- CD (2003/9/16)
- Disc : 1
- Format: CD, Original recording remastered, Import
- Label : Rhino / Wea
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