The Wire Tapper 45 / Various Artists (2018)
英音楽誌「The Wire」の付録CD。「The Wire」は80年代から発行されていて、当初はイギリスのジャズを扱う雑誌だったらしい。その後、だんだんとメイン・ストリームから外れた環境音楽(アンビエント)、実験音楽(エクスペリメンタル)電子音楽(エレクトロニカ)などを扱うようになっていった。自分が初めて目にしたのは90年代だったが、記事も誰一人として知らないアーティストばかりで、よくこんな内容で月刊誌として続けられるものだとその英音楽界の懐の深さにびっくりした覚えがある。久しぶりに手に取ったが相変わらずマニアックで、それでもヒップ・ホップから日本のアーティストからある種の民族音楽に至るまで幅広い内容だった。そんな雑誌の付録CDがこちら。この「Tapper」シリーズはNo.67まで回を重ねているようだ(※リンクから全てダウンロードして聴くことが出来ます)。今回手にしたCDの収録アーティストと曲は以下の通り。
01 Alchymie & Gregg Skloff – Oumuamua (Excerpt)
02 Running – Feminine
03 Lino Capra Vaccina – Metafisica Del Suono (Excerpt)
04 Nicolas Gaunin – Rongo
05 Mark Springer – Teatro Di Castagnoli I, Scansano
06 Saint Abdullah – Children At War
07 Nanook Of The North – Qulingat
08 Dave Clarkson – Kraken
09 Belp – Travelling Thru Galaxies
10 Merkaba Macabre – Iridescent (Extract)
11 Arthur King & The Night Sea – Hi (Edit)
12 Hannah Silva – Talking To Silence - Part 1
13 Ryan Porter – Obamanomics
14 Capri-Batterie & Stewart Lee – Weigh In Suite (Part IV)
15 Sekten – Congratulation Song
16 Jeppe Hoejgaard – Skrig Hvis Du Har Lunger
17 Ammar 808 Featuring Cheb Hassen Tej – Essoug Rsam
18 Sarah McQuaid – One Sparrow Down
19 On Hiatus – Imaginary Friend
20 Sunna – Amma
21 Allenheimer – Hazemaschine
うーん、見事に誰も知らない(笑)。曲はアンビエントなものを中心に、アコースティック、エレクトリックと様々。中にはネイティヴなドラムが響く曲があったり、ピアノ独奏があったり、普通にジャズっぽい曲もあったり。ただロックと呼べる曲は1曲も見当たらなかった。自分がこのCDを楽しめたかっていうと正直アレだが、ヴァラエティに富んでいるし、お洒落なショップで流せばかっこいいこと間違いなしです(笑)。
ネット・フリーマーケットにて購入(¥118)
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