ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Bad Seeds (Nick Cave:Roots & Collaborations) (Mojo Magazine) / Various Artists

2021年12月14日 | 雑誌付録CD

Bad Seeds (Nick Cave:Roots & Collaborations) (Mojo Magazine) / Various Artists (2009)

このブログではお馴染みの英音楽誌「MOJO」。2009年3月号の付録CDは個性の強いニック・ケイヴ(Nick Cave)のルーツ曲やコラボ曲をコンパイルした1枚。下の曲目を見て分かる通り、パンク、ブルーズ、カントリー、フォーク、オルタナティヴと様々なジャンルに渡った興味深い内容になっている。オーストラリア出身のニック・ケイヴは、The Birthday Partyを経てBad Seedsを結成(←最初のバンドThe Boys Next Doorは聴いたことない)。自分はオリジナル・アルバムは持っておらずいくつかの編集盤で聴いただけだが、ヴィデオで見たThe Birthday Partyはニック・ケイヴの特異な風貌もあって一度見たら忘れられない個性があった(買わなかったけれど)。

編集盤は、いきなりオーストラリア出身のパンク・バンド、セインツからスタート。何か交流でもあったのかな。同様の趣旨のUNCUTの付録CDにも収録されていたジョニー・キャッシュや、ジョン・リー・フッカー、ハンク・ウイリアムスはこちらにも収録されている。08のアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンはドイツのインダストリアル・バンド。彼らも雑誌やヴィデオでしか見たことがないが、The Birthday Partyと同世代(のはず)。さらに過激なバンドだったと記憶している。今も活動しているかどうか知らないが、11のBeasts Of Bourbonはオーストラリア出身のオルタナティヴ・バンド。もちろんバンド名はストーンズ(The Rolling Stones)の曲名(Beast Of Burden)からもじっているが、ここに収録された「Cocksucker Blues」はストーンズ・ファンならピンとくる未発表曲。1971年に自分達のレーベルを作ってデッカ/ロンドンを離れた際に契約を埋めるために録音されたが、発売されないようわざと思い切り下ネタになっているというのが通説。割とストレートなカヴァーだが、これを選曲するなんて面白い。

01 The Saints – (This) Perfect Day
02 Johnny Cash – Folsom Prison Blues
03 John Lee Hooker  Tupelo Blues
04 Karen Dalton  Katie Cruel
05 Tim Rose - Long Time Man
06 Scott Walker –The Big Hurt
07 Current 93 – All The Pretty Little Horses
08 Einstürzende Neubauten – Blume
09 Martin Gore – Loverman
10 Lydia Lunch & Nick Cave – Done Dun
11 Beasts Of Bourbon – Cocksucker Blues
12 The Golden Gate Quartet - Wade In The Water
13 Peggy Seeger – Henry Lee
14 Mississippi John Hurt – Stack O'Lee
15 Hank Williams – I'm So Lonesome I Could Cry

ネットオークションにて購入(¥298)


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