ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Sex, America, Cheap Trick / Cheap Trick

2022年11月21日 | クラシック・ロック

Sex, America, Cheap Trick / Cheap Trick (1996)

ひょんなことから最近聴き始め、初期のアルバムを収集し、ついにタイミング良く11月末に開催される来日公演に参戦することになったチープ・トリック(Cheap Trick)。まだ中期以降のアルバムは全然揃っていないけれど、ネット・オークションで96年に発売のボックス・セット4枚組「Sex, America, Cheap Trick」が安価に出品されていたので、試しにと入札しておいたら安価なまま落札出来てしまった(嬉)。バンドの歴史を振り返りつつ、貴重なシングル・ヴァージョンや別テイク、未発表ライヴ音源などをてんこ盛りにしてある。こういう歴史を振り返って楽しむことが出来るほど聴き込んでいない”にわか”な自分だが、この値段なら手に入れない理由は無い(笑)。

初期は流石に自分でも知った曲が多く粒揃いの内容。まだシングル・ヴァージョンまで聴き分けるほど耳は熟達していないが、別テイクやライヴもしっかりと楽しめる。ヴェルベット・アンダーグラウンド(Velvet Underground)のカヴァーをやっていたとは知らなかった。中期以降も楽曲の出来は素晴らしく、リック・ニールセン(Rick Nielsen)中心のソング・ライティングや、ロビン・ザンダー(Robin Zander)のヴォーカルも冴えている。ただ万人が知るコレというヒット曲が無いのでやや埋没しがちか。後期は外部のライターを採用して新展開を見せた時期。実際に88年の4-10「The Flame」は大ヒットしたが、時系列で追っていない自分にはあまりピンとこない時期でもあるし、こういう曲調は正直苦手。にしても充分楽しめる4枚組だった。

さて月末の名古屋市公会堂でのコンサートは準備万端!…と思っていたら、何とリック・ニールセンが何かの手術をしたらしく、来日公演は延期と発表されてしまった…(涙)。

ネット・オークションにて購入(¥464)

  • Label ‏ : ‎ Epic
  • ASIN ‏ : ‎ B00005NZH3
  • Disc ‏ : ‎ 4

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