ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

桜すし本店 @名古屋市東区・赤塚

2016年09月06日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

名古屋市東区の下街道の赤塚交差点近くの脇に入ったところにある創業が昭和23年(1948)という寿司屋「桜すし本店」へ。以前から歴史のある店だとは知っていたが訪れる機会が無かった。この日は天気の良い日曜日。近代建築を探して廻った後に昼食を摂ろうと向かう。すぐ横にある廉価な握りを出す寿司屋はこちらの分店とのこと。店の向かいにある駐車場にバイクを停めて暖簾をくぐる。店は新しい建物で、奥や2階には広間もあるようだ。先客の居る大理石のカウンターに座り、昼の品書きから一番安価な「荒船」というセットを注文する。漬け場には板や若いのが何人も居て活気があり、威勢がいい。桶が何段も積まれているところを見ると大量に注文が入っているようだ。座って調理を待っていると表に観光バスが停まり、半島らしき外国人が沢山降りてきた。みな2階の別の部屋に案内されている。なるほど旅行社とタイアップしているから沢山の桶が必要なのか。

そう長くない時間が経って、平皿に盛られた握りが置かれた。握りが6個、巻き物が4個、そして赤だしという標準的な内容。鮪、白身、海老、玉子、蛸などが入っている。握りの大きさは街場の鮨としてはやや小さめ。タネ質は値段相応だから多くは望まない。ただ、握っている姿はよく見えなかったが、手水が少ないのか、握って少し時間が経ったのか、飯が皿にくっついてしまっているのは残念。ひょっとすると桶の為に用意した物が回ってきたのかな。やはりもう少し上の握りを注文するべきだったか。それより気になるのは、自分の目の前に居たベテランっぽい板が始終、鼻を啜っていること。握りずしは調理人が客の口に入れるものを直接素手で触るという稀に見る特殊な料理。その辺りはもう少し気を使って欲しかったナ…。次は夜にカウンターで好きな物を注文してみようか。(勘定は¥790)

 


 

 

↑ 東区徳川町の住宅街の中にある「日本福音ルーテル復活教会」(昭和28年・1953・建造のち改修)。赤い屋根が可愛らしいこじんまりとした教会。登録有形文化財に指定されている。

 


 

桜すし本店

愛知県名古屋市東区赤塚町3-9

 

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