Trust No One / Dave Navarro (2001)
レッチリ(Red Hot Chili Peppers)を事実上クビになり、様々なセッション活動を経て2001年に発売されたデイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)の唯一のソロ・アルバム。ジェーンズ(Jane's Addiction)時代から彼のヴォーカルを聴いた事が無かったので正直大丈夫かな?という感じだったけれど、繊細ながらしっかりと歌えている。ただその後ソロでの活動はあまり耳に入ってこなかったので、やはりヴォーカルはスタジオ限定というべきなんだろう。
ボーナストラックを含めて2曲ルー・リード(Lou Reed)の曲をカヴァーしている。彼の醸しだす雰囲気からいくとなるほどと思えるけれど、それまで彼がヘヴィーメタル、LAパンクやらハードロックを除いてクラシック・ロックからの影響を語った事は少なかったように思うので少し意外だった。
ハードできらびやかなギターが身上だが、スローでメロウな曲に彼の繊細さが見て取れる。しかもライナーに記述のある彼の生い立ちがあまりにも強烈で、歌詞を見てもその過去をあからさまにしているような詞が多く、とてもプライヴェートな内容だ。もちろん売れるなんて思っちゃいなかっただろうが、なかなか凄い作品だと思う。リアル・タイムで買わなかった事を後悔。
中古店にて購入(¥100)
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