ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

孫六 @岐阜県関市

2017年04月20日 | 岐阜県(中濃)

刃物でも有名な岐阜県関市は鰻でも有名。ここ「孫六」の名前も関の刀工から採られていて、”孫六(まごろく)”という名称は関市の色々なところで使われている。こちらの店は以前同市の本町通りの近く(千年町)にあり、当時は今のように道路が拡幅されておらず、商店街の中の一角という感じだった。その頃は有名な「辻屋」や「しげ吉」と違って知る人ぞ知るみたいな感じの店だったような。間口も狭く建物も古く、電球の灯りの下で親父が焼き場の炭に扇風機を当てて炎を煽っていたのを覚えている。それが周囲が整備された際に移転したんじゃなかったかな。こちらに移転してすぐにも店に入ったことがあるが、どんな味だったかはあまり覚えていない(なぜか昔の店の味はよく覚えている)。

もう何年振りだかの訪問。以前は座敷だったと思った場所はテーブル席になっていた。家族も一緒なので呑める、ということで瓶ビールと「鰻の唐揚げ」、「鰻の骨」を注文。そしてそれぞれが丼ぶり各種を注文した。さして混んでいた訳ではなかったが、給仕の女性がややバタバタしていて、唐揚げや骨が出てきても、ビールがなかなか出てこない(苦笑)。順番が違うだけでどれだけ印象が変わることか。鰻を唐揚げで食べるのは初めてだと思うが、想像よりあっさりとしていて、つまみにはなかなか良い。骨は量もたっぷりあって待っている時間を潰すには好都合。

そして丼ぶりが運ばれる。自分は「普通丼」。代は替わっているが、見るからに焼きが強め、焦げが強めなのはこの店の伝統だろう(実はこの訪問後にもう一度他の人と訪れる機会があったのだが、やはり同様の焼きだった)。普通丼でもご飯の量はしっかり。たれは黒っぽい色でやや甘めかな。丼ぶりの底に少し溜まるぐらいだったので量は少し多いかも。肝心の鰻は充分に旨いもの。この焼き加減をどうとるかは人それぞれだろう。ただ一般的な鰻丼の鰻よりも細かくカットされているので、何だか”ひつまぶし”のようで勿体無い気もする。(勘定は¥12,000程/5人、普通丼は¥2,365)

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うなぎ 名代 孫六

岐阜県関市平和通り4-5-1

 

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