仕事の関係で会合があった後に寄ったのは名駅3丁目の「座座はなれ」。個室から大広間まである大箱の居酒屋。名古屋駅至近という場所柄、何かと重宝する形態だろう。小さい個室は2名から、大きい座敷は70名まで入れるというからすごい。とても立派な玄関先で靴を脱ぎ、迷路のような畳敷きの廊下を通って、我々3人は障子で仕切られた個室へ。こういう店に入るとつい避難経路が不安になってしまう(笑)。お座敷とあるが個室はいわゆる掘りごたつ風の席。個室と言ってもフレキシブルに間仕切り出来るようになっているのだろう、すでに盛り上がっている隣の部屋の女性グループの嬌声は結構よく聞こえる。
ちょっとうるさいなァと思いつつ、まずはビールで乾杯。メニューから適当に酒肴を注文する。もちろん大きな店だから注文情報は端末によってシステマチックに厨房に送られるシステムだろう。まだ宵の口で客の数が少ないからか、料理の出るスピードが恐ろしく速い。接待向けに名古屋名物的なメニューも多く揃っていて、味噌カツ、手羽先、天むす、味噌煮込みうどん、きしめん、どて煮、ひつまぶし、名古屋コーチン、と何でもござれ。自分達はさすがに一部を除いてそれらを注文することは無かったが、幹事をやっていて他所からゲストを迎えていたら大助かりだろう。
すぐに日本酒に切り替え。「九平次」「義侠」「松の司」「伯楽星」など、しっかり有名どころ(値段やや高め)の吟醸酒を揃えてある。普段自分が好んで行く店は個人店が多く、こういう全国的にネームヴァリューのある銘柄(吟醸酒)をたくさん揃えて置いている店は少ないので、久しぶりにこういう酒を片っ端から呑んでいく。こういう酒は基本的に冷蔵が多くて温度が低いし、磨いてある酒(吟醸酒)が主体なので、何合も呑んでいると飲み易さもあって、正直あまり違いは分からなくなってくるのが勿体無い。一度こういう吟醸酒を燗つけて呑んでみたいナ。刺身、だし巻き玉子、コーチン皮ポン酢、クジラの刺身、蓮根のはさみ揚げなんかのつまみをテンポ良く、どんどん口に入れながら楽しんだ。よく呑んだなァー。
↓ 名古屋駅から北へ15分くらい歩いた所にある陶磁器で有名な「株式会社ノリタケカンパニーリミテド事務本館(旧・日本陶器事務所)」(昭和12年・1937・建造)。
↓ 淡い色のタイル壁がとても優しい印象を与えてくれるシンプルなデザイン。
↓ 隣接する工場跡地の「ノリタケの森」に残る赤煉瓦造りの「旧・製土工場」(明治37年・1904・建造)。一帯は公園内にショップやレストランが並ぶ施設になっている。
↓ 「ノリタケの森」のすぐ近く菊井町で気になった建物「天理教名城分教会」。建物の年代など詳細は不明だが、ガラス木戸に囲まれた廊下など昔の学校のような意匠。
愛知県名古屋市中村区名駅3-13-13
( 名駅 めいえき ざざはなれ お座敷飲み喰い処 名古屋名物 名古屋めし なごやめし 居酒屋 接待 近代建築 閉店 廃業 )
個室タイプの居酒屋は既に元祖が分からない位いにあるのでしょう
我が街にも【いっちょう】と言うチェーン店があります。
メニュー数は食事も酒も充実してます。
昼間はファミレス代わりに主婦層に人気あるようです。
店舗内は迷路程ではありませんが酔って来るとトイレから自室へ帰れなくなります。
部屋名を番号にしてくれた方が酔っ払いには優しいのですが洒落た固有名詞の為、ヨソの部屋を開けてしまい何回もゴメンナサイをしてます。
オーダーも同様に端末です。
第一声の『取り敢えず生!』のオーダーが出来ないのが調子狂うのですが個室で落ち着くので理由を作っては嫁と良く行きます。
このタイプの店の考案者は表彰状モノです( ̄∇ ̄)
>メニュー数は食事も酒も充実してます
こういう店がたぶん一番CP(←嫌いな言葉です)がいいんですよね。
わかっちゃいるんですけれど…、なんか…面白くないんです(笑)。
なぜわざわざドキドキしなきゃいけない店に行くのか嫁には全く理解
出来ないらしいのですが…。
>ヨソの部屋を開けてしまい何回もゴメンナサイ
コレ、あります、あります!