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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

平野屋 @名古屋市西区・浄心

2020年01月07日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

浄心の住宅街の中にある煎餅屋「元祖・平野屋」へ。目立たない場所にあるので店を探してウロウロしてしまった。こちらの創業は文久2年(1862)で、元々は江戸で創業したとのこと。屋号の”平野”は創業地の足立区の地名なのだとか。昭和5年(1930)、3代目の時に名古屋へ移転して現在5代目。凄い歴史だ。売り場はこじんまりとしているが、こちらで全て手焼きしているとのこと。”善次郎”っていうのが歴代主人の名なのかな。中に入るとガラスケースの中に様々な種類の煎餅が綺麗に並んでいた。迷ったが、カゴ無し自転車だったので沢山は買って帰れない。選んだのは「醤油(大作)」「昆布」「海老」「唐辛子」など。飄々として明るい雰囲気の主人に包んでもらう。

帰ってから嫁と分けっこ。「醤油(大作)」が一番基本の味っぽかったが、口に入れてみると想像したのとは違いサクッと軽い口当たり。歴史ある煎餅屋は堅焼き煎餅のことが多いが、こちらの多くはこういう軽いタイプのようだ。味付けは甘くなく、醤油と海苔の香りが素晴らしい。これは旨いなァ。「昆布」は薄く削ったとろろ昆布が海苔代わり。これも香りがイイ。「唐辛子」は表面に唐辛子粉がまぶされているがしっかりと辛い。これも唐辛子それ自体の香りがとても良く、口元に持っていった時、割って口に入れた時、咀嚼している時、食べ終わった時、とそれぞれで鼻腔にいい香りが残る。次の機会には他の味も買って帰ろう。(勘定は¥500程)

 

 


 

↓ 浄心の路地で見つけた商店付き建物(建築詳細不明)。大して古い建物ではないだろうが、左側の店(廃業済)の凝った装飾に目が釘付けになった。隣の理容院は現役。

 

 


 

元祖 平野屋 (善次郎せんべい平野屋

愛知県名古屋市西区児玉1-13-23

 

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