岐阜市の御浪町付近をウロウロしていて見慣れない店の前を通った。暖簾に小さく書かれた店名を見て「ん？」と立ち止まる。「焼き鳥とも成」。まさか違うだろうとは思ったが、字面も同じだし…という訳で店に入ってみた。上階があるのか知らないが店はこじんまりとしていて、カウンター席と少ないテーブル席がある。どちらでもということだったので、焼き場の目の前にあるカウンター席に腰を下ろすも、足の入らない座り心地の悪い席だったので、テーブル席に移動させてもらった。男性が焼き場、女性が給仕の2人。先客と給仕女性の会話を聞いていると、やはり北一色にある「鮨とも成」が出している店で、昨年の9月に開店したばかりのようだ。全然知らなかったのでびっくり。他に「小料理なかしま」という新店も出来たのだとか。立て続けにスゴイなァ。給仕の女性は客あしらいが上手く、はきはきして気持ちが良い。
焼鳥で扱う品種は青森軍鶏ロック、比内地鶏、宮崎地鶏、名古屋コーチンなど。まずはお手並み拝見と、宮崎地鶏の「おまかせ串五本」というのと、酒（南部美人)を注文。酒は枡の中に入ったグラスに注ぎこぼしてくれる。焼き上がり毎に運ばれた串は、白レバー、もも、砂肝、ささみ梅、ぼんじり（だったかな）。薄くスライスしたような岩塩が添えられている。どの串もシンプルに丁寧に焼かれている。一番値打ちな品種だったが充分旨い。山椒や七色を少し振ったりしてそれぞれの串を楽しんだ。1軒目だったらもう少しがっつりといくところだが、すでに腹に入っていたので、1品「鳥むね霜降りユッケ」と酒（東力士）だけ追加。黄味タレをかけてレアな肉をいただく。この辺りでは珍しくかなり遅い時間まで開けているようだし、上級の鶏や焼物の他にも色々旨そうなものがあったのでまた寄ってみよう。（勘定は￥3,600程）
↓ 隣の美殿町で前から気になっている建物「開楽亭」（建築詳細不明）◇。精肉店だが訪問日は休日だったので営業しているのかどうかは不明。でも生活感はそのまま。
焼き鳥とも成
岐阜県岐阜市御浪町28
※閉店されたようです
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