岐阜市の柳ヶ瀬商店街にある創業が昭和4年(1929)という和菓子屋「虎屋」。栗きんとんや麩菓子で何度も楽しませてもらっている店だが、いつも店頭の台の上に並べられている菓子の中に見慣れない物を発見。何ともおどろおどろしい「死神あられ」の文字とイラスト。老舗和菓子屋にそぐわないそのパッケージには「!」とうCAUTIONマークまで(笑)。つい手に取ってしまった。女将さんに「珍しいですね」と告げると「どうしてこんなの作るんでしょうねー(笑)」と満面の笑顔。興味本位でひとつ買ってみた。
帰ってパッケージをひっくり返すと、さすがに「虎屋」製ではなく、清本町の「安江製菓」が作っているそうだ。世界で最も辛い唐辛子に認定されたこともある「キャロライナ・リーパー」という品種の唐辛子を使用しているのだとか。この製菓会社も65年もの歴史があるらしいが、開発したのは一番若い社員だとのこと。製造時にはゴーグルとマスク、手袋が必須だというから穏やかでない。まずはひとつだけ口に入れてみる。カリッと砕いてみると…、何のことはない、ちょっと辛いあられ。…いや、いやいや…、すぐにジーンと辛味が広がってくる。オォ、辛いっ。息をして空気を吸う度に辛さが増してくる。イタイ、イタイ…(涙)。嫌な辛さじゃなく、スキっとした辛さなので悪くないが、2つ、3つと口に入れる気にはならない。息子にも食べさせたが、自分と違って辛いものが得意ではないので1つであえなくギブアップ。自分はその後だんだんと食べられるようになり、ちょっと刺激がクセにもなって(笑)、かなり日にちはかかったが完食した。コレ結構話題にもなっているようだ。それにしてもなぜこれが虎屋に?(勘定は¥160/袋)
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虎屋
岐阜県岐阜市日ノ出町2-16
( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 柳ケ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 日ノ出町商店街 とらや 和菓子司 御菓子処 やすえのおかき 安江製菓 しにがみあられ )