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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

決定版 / 日野皓正

2018年12月08日 | ジャズ

決定版 / 日野皓正 (1993)

中学生をビンタした事件で話題になったからという訳ではないが(笑)、久々に日野皓正を聴きたくなり、CDで”あの頃”のベスト盤を探す。すると同じような内容のベスト盤が装丁を変えていくつも出ているようだったので、大差ないやと酷いタイトルのこの盤を購入。あの事件では日野の暴力が問題になったが、当の中学生や家族が問題にしていないし、進行を無視してドラムを叩き続ければ怒られても仕方がない。むしろあの日野皓正を無視してスティックを奪われても手でソロを叩き続けたという中坊の勇気と心意気やヨシと喝采を送ったのは自分だけかな(←事実関係を押さえず適当に発言しています)。

閑話休題。日野皓正は小学校5年の時の学級担任M先生がよく聴いていて、アルバムを貸してもらったかなんかで好きになったんじゃなかったかな(←マセガキ)。もちろん当時はジャズやらフュージョンなんてよく分からず、ただただ曲がカッコイイと感じただけ。結局なけなしの小遣いをはたいて先生が持っていたアルバム「City Connection」(1979年発売・写真下左)の収録曲が入ったベスト盤、和田誠のイラスト・ジャケットのレコード「The Best」(写真下中)を購入して愛聴したのだった。

  

そのベストとほぼ同内容だったのが今回購入したベスト盤。収録曲は先述の「City Connection」と次作の「Daydream」(1980年発売・写真上右)を合わせた1979~80年頃の作品群。いやぁ、どの曲も久々に聴いたがやっぱりカッコイイ。小学生の頃にレコード盤が擦り切れるほど聴いたので体にも心にも沁みついている。後年になって好きになったジャズ・ファンクの要素もたっぷり。当時の作品テーマがどんなだったかは全然知らないが、日本人離れしたスマートさとラテンな曲群に痺れたのは今聴いても納得。なぜかこの時期(レーベルはFlying Disk)のベスト盤CDはジャケットなども酷いテキトーに作ったようなのしか見当たらないが、中身は最高。今見ると参加アーティストの面々もなかなか凄いし、間違いなく彼が一番注目された時期だったろう。上のオリジナル・アルバム2枚をリマスター盤(あるのかな?)で買おうかな。

amazonにて購入(¥654)

  • CD (1993/11/13)
  • Disc : 1
  • Label : ビクターエンタテインメント
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The Cellar Door Sessions 1970 / Miles Davis

2018年07月06日 | ジャズ

 

The Cellar Door Sessions 1970 / Miles Davis (2005)

念願のボックス入手。マイルス・デイビス(Miles Davis)の1970年のワシントンD.C.でのライヴ盤。The Cellar Doorという小さなナイトクラブでの演奏。ここでは数日間連続でライヴ(それぞれ数回のステージ)があったようだが、この6枚組ボックス・セットにはうち6回のステージが収録されている。そのうちディスク5、6の演奏がテオ・マセロ(Teo Macero)によって編集され、1971年に「Live-Evil」というアルバムの一部となって発表されている(写真下)。

自分は「Live-Evil」が大好きだったのでボックス発表当時すぐに買えばよかったのだが、安くなかったので見送っていたら廃盤になってしまい、適正価格での入手が難しくなってしまっていた。マイルスやディラン(Bob Dylan)のブートレグ・シリーズやボックス・セットってすぐにこういう状況になってしまったりして厄介。箱物はこちらにも置き場所の事情や財布の事情があり、ホイホイとは買えないのでもどかしい。

このライヴでのラインナップは以下の通り。

Miles Davis (Electric Trumpet with wah-wah)
Gary Bartz (Soprano Sax and Alto Sax, Flute)
Keith Jarrett (Fender Rhodes Electric Piano, Fender Contempo Organ)
Michael Henderson (Electric Bass)
Jack DeJohnette (Drums)
Airto Moreira (Percussion, Cuica)
John McLaughlin: Electric Guitar (*Guest Disc5,6)

マイルスのバンドは入れ替わりが激しく、スタジオやライヴによっても面子が違うが、ここではキーボードがチック・コリア(Chick Corea)からキース・ジャレット(Keith Jarrett)に、ベースがデイヴ・ホーランド(Dave Holland)からマイケル・ヘンダーソン(Michael Henderson )に変わっていて、いわゆるジャズ色が更に後退している。当時のマイルスがどんなヴィジョンを持ってジャズから飛び出していったのか知る由もないが、ロック畑の会場での演奏やフェスへの出演など、どんどん従来のジャズとは違う新しい方向へ行こうとしていた時期。面白くない訳がない。

流石に6枚聴き通すのは疲れるが、こんな密度の濃い演奏を1日に数回連日続けたのだから本人はもちろん、”王様”についていくバンドの連中の集中力、緊張感は大変なものだっただろう(王様はあの性格だし)。毎度の事ながら、こういう演奏から一部を切り取って編集し、作品として仕上げるテオ・マセロの手腕には恐れ入る。こちらも相当な集中力とセンスが無ければ成し遂げられないだろう。自分もPC上でソフトを使ってWavファイルをつぎはぎして音楽ファイルを作って遊んだ経験があるが、便利なPCを使っていても1時間もすると袋小路に迷い込んでしまう。ましてや当時はアナログだもの…。自分は”編集なし”(このボックスがどうかは知らない)が一番いいとは思わないが、どこを切り取ってもかっこいいマイルスとそのバンドの演奏が聴ける。自分の購入した過去のマイルスの発掘ボックス・セットでは一番満足度が高かったかな。

オークションにて購入(¥5,410)

  • CD (2005/12/20)
  • Disc : 6
  • Format: Box set, Original recording remastered, Import
  • Label : Sony
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DANCING 古事記 / 山下洋輔トリオ

2018年05月19日 | ジャズ

DANCING 古事記 / 山下洋輔トリオ (1969)

一晩だけ復活した山下洋輔トリオを見に行った時に、森山威男のライヴでは恒例の観客との”じゃんけん大会”で商品に挙がっていたライヴ・アナログ盤「DANCING古事記」(写真下・本人も持っていないのだとか)。

残念ながらじゃんけんは負けたが(近くに座っていて”あとだし”をした男がゲットしていた…涙)、その存在や発売の経緯を知ってどうしても音を聴きたくなった。CD化はされているのだが時期によって発売元が違っているよう。某オークション・サイトを覗いていたらライナー(正確には立松和平執筆の小説)無しの不完全盤があったので、音だけで構わないと購入してみた。

原盤は麿赤兒による自主制作。1969年7月、学生運動でバリケード封鎖された早稲田大学構内での演奏。同日の演奏は田原総一朗がドキュメンタリーの形で収録、放送している(←ちなみに実際は演出があったそう)。学生運動というともうはるか昔の歴史上の話に聞こえるかもしれないが、自分の通っていた学校では在学中の80年代後半でも左翼運動家が校門をバリケードで封鎖して授業が中止になったり、校門の外の道路上に私服警官が毎日ウロウロしているというなかなか面白い学校だったのでとても身近に感じる(笑)。

収録曲は3曲と少なく、しかもそのうち冒頭は当時の学生運動家のアジテーションなので実質2曲、30分強。アジっている最中に入るドラムの音に緊迫感が漂う。山下の強い鍵盤打撃から始まり、森山威男がリズムを刻んで合流し、後からフリーキーな中村誠一のサックスが加わって煽り立てていく。自分はこういうフリージャズの世界をほとんど知らないし、山下洋輔だって音楽家というよりは文筆家としての方が馴染みがあるくらいなので、正直いつも聴きたい音楽ではないが、その迫力と熱量はスゴイ。現場では心配していた妨害や暴動は起こらず(田原総一朗は期待していたらしい・笑)、運動家も聴き入っていたらしいが、この激しい演奏をあの時代に狭い講堂の中で音圧を感じながら聴くとどんなインパクトを受けるんだろう。味わってみたかったナ。

オークションにて購入(¥1,030)

  • CD (1995/3/11)
  • Disc : 1
  • Label : 貞錬結社
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Jazz and '80s / Various Artists

2018年04月19日 | ジャズ

Jazz And '80s / Various Artists (2006)

80年代のヒット曲をジャズにアレンジしてしまおうという安直な企画アルバム(笑)。以前購入したストーンズ(The Rolling Stones)他をボサノバ風にアレンジするという企画盤と同レーベル、同シリーズのよう。あれを意外と気に入って聴いているので、安いこともあってつい手が出たが、こちらはボサノバではなくジャズ・アレンジだということには買ってから気が付いた。収録されている曲はこちら。

01. SHould I Stay Or Should I Go (The Clash)
02. Do You Really Want To Hurt Me (Culture Club)
03. Boys Don't Cry (The Cure)
04. Sweet Dreams (Are Made Of This) (Eurythmics)
05. Don't You (Forget About Me) (Simple Minds)
06. In The Air Tonight (Phil Collins)
07. Hungry Like A Wolf (Duran Duran)
08. Like A Virgin (Madonna)
09. Patience (Guns'n' Roses)
10. With Or Without You (U2)

と、あの時代に洋楽を聴いていた人なら誰でも知っている超有名曲。これがヴォーカル・ジャズっぽくアレンジされている。「くだらない」と言ってしまえばそれで終わるが、これらの曲が身に染みこんでいるエイティーズ世代の自分には十分楽しめるし、アンニュイな雰囲気(笑)と、演奏クオリティーがなかなかなので、”スーパーのBGM”になることは免れている。調べもしていないが、きっとミュージシャンは有名なアーティストなんかではなく、どこかの腕っこきのスタジオ・ミュージシャンで、打ち合わせでアレンジャーに「ハイ、大体こんな感じで」と楽譜を渡されてすぐに録音してしまうようなものなんだろう(←勝手な想像です)。人気シリーズのようで、何と続編もあって3枚組のデラックス盤も出ているようだ(→買ったりして…笑)。

ブックオフにて購入(¥280)

  • CD (2006/2/28)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Warner Music Latina
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Introducing Rahsaan Roland Kirk / Rahsaan Roland Kirk

2018年03月20日 | ジャズ

Introducing Rahsaan Roland Kirk / Rahsaan Roland Kirk (2006)

盲目で独特なファッション・センス、首から何本ものサックスや楽器をぶら下げて、時にはそれらを同時に吹いたり、ブレス無しで吹き続ける奏法や、鼻で吹きながら同時に歌ったりも、と聴く前からお腹いっぱいになりそうな伝説的管楽器プレーヤー、ラサーン・ローランド・カーク(Rahsaan Roland Kirk)。自分もその特異なプレイスタイルは以前から知っていたが、実際に聴いた事があるのはアトランティック時代の1枚のみ。写真は見たことがあったが、最近は昔と違ってネット上で簡単に映像を見ることが出来、ステージ上ではこんな演奏スタイルだったのかとビックリ。アクが強い。これから掘り下げるにはなかなか勇気が要りそうだったので、米ライノ(Rhino)から出ている「Introducing~」と名付けられたコンピ盤を購入してみた。

収録されているのは1967年から75年までなので全てアトランティック時代の音源。CDはいかにもな作りの廉価ベスト盤シリーズだが、自分が興味を持った、というか唯知っているのもこの時代に限られているので選曲はさほど的が外れてはいないだろう。すでに聴いたことのある「Volunteered Slavery」のようなタイプのソウルフルでファンキーな曲が多いのかと思いきや、スタンダードっぽいヴォーカルナンバーや、管楽器があまり目立たない曲もあり、そちら一辺倒じゃない幅の広さに驚く。自分の中でイメージだけ先走り過ぎていたなァ。映像なしで音楽だけ聴いていると彼の特異なスタイルが情報として入ってこないので(故に彼が演奏している楽器がどれかも分からないのだが)かえって純粋に音楽を楽しめた。

オークションにて購入(¥449)

  • CD (2006/9/19)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Rhino/Wea UK
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Groovy Jazz Organ / Various Artists

2017年12月10日 | ジャズ

Groovy Jazz Organ / Various Artists (2014)

ブルーズ、ジャズ、ソウルなどと多分野に亘って廉価盤CDのカタログを揃えている「NOT NOW MUSIC」レーベル。廉価なので内容もそれなりかと思いきや、音も悪くなく、ヴォリュームもあって、ジャケットもまあまあなのでいつくか所有している。今回購入したこちらはオルガン・ジャズに焦点を当てたコンピレーション盤3枚組。その道の第一人者であるジミー・スミス(Jimmy Smith)や、リチャード・”グルーヴ”・ホームズ(Richard "Groove" Holmes)を含む沢山のアーティストの作品が収録されている。しょっちゅう集中して聴くわけではないが、こういうコンピをジャズやソウルなどのジャンルを気にせず気軽に聴き流しているとなかなか気分がいい。

一歩間違えるとスーパーのBGMに成り下がってしまうオルガン・ジャズだし、ジャンルの垣根はあってないようなもので音楽性は近く、テイストも似通っているのでなかなか好みのアーティストは見つけづらいが、こういうコンピで好きな音やタッチを探してみるのもいいかも。自分もこういう音楽を掘り下げるようになったのは、ピーター・バラカン氏の編集したブルーノート音源「ソウル・フィンガーズ」(1990)や、シンコーミュージックから出版されたムック「モッズ・ビート・ディスク・ガイド」(2000)などで取り上げられていたのを読んでから。正直言って、有名どころではあっても実際にひとりのアーティストのオルガン・ジャズ・アルバムを聴き続けていると、好きにも関わらずじきに飽きてくるので、やはりこういうコンピ盤を垂れ流して聴くのが一番楽しい。にしても安いなァ、このシリーズ。

Disc 1

01. All About My Girl - Jimmy McGriff
02. Face to Face - Baby Face Willette
03. The Beast - Milt Buckner
04. De Bug - Freddie Roach
05. Minor Dream - Larry Young
06. Shoo, Shoo Baby - Mel Rhyne
07. Southern Exposure - Fred Jackson
08. Spaceman Twist - Lou Donaldson
09. You Can't Sit Down - Phil Upchurch Combo
10. Neckbones (Feat. Willis Jackson) - Johnny 'Hammond' Smith
11. King Bee - Bill Doggett
12. Green Onions - Booker T. & the MG's

Disc 2

01. Walk on the Wild Side - Jimmy Smith
02. Whap! - Jack McDuff
03. Hootin' 'N Tootin' - Fred Jackson
04. This Here - Richard 'Groove' Holmes
05. I've Got a Woman (Part 1) - Jimmy McGriff
06. Carioca - Ed Lincoln
07. What's the Trouble? - Jackie Davis
08. Hip Twist - Shirley Scott
09. Lullaby of Birdland - Wild Bill Davis
10. Organ Boogie - Phil Upchurch Combo
11. The Champ - Jimmy Smith
12. The 3rd Man Theme - Esquivel

Disc 3

01. The Honeydripper - Jack McDuff
02. It Could Happen to You - Shirley Scott
03. Hit the Road Jack - Lou Bennett Et Son Orchestre
04. Sweatin' - Richard 'Groove' Holmes
05. Summertime - Dave 'Baby' Cortez
06. Rip Tide - Johnny 'Hammond' Smith
07. D.T's - Milt Buckner
08. Nice 'N' Greasy - Lou Donaldson (Feat. 'Big' John Patton)
09. Talkin' About J.C. - Larry Young
10. Ahm Miz - Freddie Roach
11. Deed I Do - Bill Doggett
12. Jumpin' Jupiter - Baby Face Willette

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2014/12/19)
  • Disc : 3
  • Format: CD, Compilation, Import, Original recording remastered
  • Label : Not Now Music
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The Real...JAZZ / Various Artists

2017年11月18日 | ジャズ

The Real...JAZZ / Various Artists (2014)

ソニーから発売されている3枚組の「The Real...」シリーズ。今回購入したのは「JAZZ」版。随分と大雑把な括りだが、安価だし今までこのシリーズは外していないので、大して曲目も確認せず買ってみた。家に帰って聴いてみる。おっと最初のトニー・ベネット(Tony Bennett)で気付くべきだったか、ヴォーカル・ジャズが中心の選曲。自分は今までヴォーカル・ジャズをほとんど聴いていないし、心惹かれたこともあまり無いので先行きが不安になる。さすがソニー、出てくるアーティストは超の付く有名アーティストばかり。一応ジャズもサラッと聴いておきながら、よくもこの面子を素通りしてきたものだとあきれるくらいの大物が続く。

自分がよく聴くロックでは(特に60、70年代に)ジャズから引用したフレーズやワードを使っていることが多い。慣用句とまではいかないが、ネイティヴだとその音楽自体は聴いた事がなくとも、たぶん「ああ、アレ」と分かるのかも。それだけ当時はジャズが”ヒップな”音楽だったということに違いない。ここに収録された楽曲の多くもロック・アーティストがカヴァーしていたり、引用しているものが散見される。こういうコンピ盤をまた買うかと言われると…たぶん買わないが(笑)、たまに聴く分には悪くない。実家に戻った時に親父(80歳代)のCD棚を覗いたら、ここに収録されているアーティストのCDがいくつも並んでいた。ほう、ヴォーカル・ジャズ、好きだったんだ。

CD 1

01 I Get A Kick - Tony Bennett
02 How Long Has This Been Going On - Peggy Lee
03 The Very Thought Of You - Billie Holiday
04 Skylark - Anita O’Day
05 I'm Nobody's Baby - Mildred Bailey
06 Moten Swing  -Count Basie
07 These Foolish Things (live) - Ella Fitzgerald
08 Mack The Knife - Louis Armstrong
09 I've Got a Crush On You - Frank Sinatra
10 The Man That Got Away - Judy Garland
11 Can't Get Out Of This Mood - Sarah Vaughan
12 Take The ‚A' Train (or In A Sentimental Mood) - Duke Ellington
13 I'm Crazy'Bout My Baby - Fats Waller
14 Stormy Weather - Lena Horne
15 St. Louis Blues - Art Tatum
16 Body & Soul - Coleman Hawkins & His Orchestra

CD 2

01 Moanin (live) - Art Blakey
02 Unsquare Dance - Dave Brubeck
03 Bye Bye Blackbird Miles Davis & John Coltrane
04 I'll Be Seeing You - Etta James
05 Everytime We Say Goodbye - Chet Baker
06 The Way You Look Tonight - Tony Bennett
07 I Loves You Porgy - Nina Simone
08 I've Got You Under My Skin - Mel Torme
09 Mambo Italiano - Rosemary Clooney
10 Boogie Stop Shuffle - Charles Mingus
11 Beale Street Blues - Eartha Kitt
12 Smoke Gets In Your Eyes - Thelonius Monk
13 My One & Only Love Doris Day & Andre Previn
14 Ponteio - Astrud Gilberto
15 Just One Of Those Things - Stan Getz/Jaio Gilberto
16 Secret Love - Dexter Gordon

CD 3

01 Straighten Up And Fly Right - Oscar Brown Jr
02 This Could Be The Start Of Something - Big Buddy Greco
03 When You're Smiling (The Whole World Smiles With You) - Erroll Garner
04 Them There Eyes - Carmen McRae
05 Maybe I'm A Fool - Aretha Franklin
06 Silver's Blue - Horace Silver
07 Night and Day - Helen Merrill
08 The Nearness Of You - Sarah Vaughan
09 Moonlight In Vermont - Betty Carter & The Ray Bryant Trio
10 My Melancholy Baby - Jimmy Rushing & Dave Brubeck
11 You Do Something To Me - Sonny Rollins
12 Loving You - Nancy Wilson (Duet with Peabo Bryson)
13 You're a Sweetheart - The Mose Allison Trio
14 A Wink and a Smile - Harry Connick Jr
15 Do Lord Preservation - Hall Jazz Band
16 Lady Day and John Coltrane - Gil Scott-Heron

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2014/9/26)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Sony
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The Best Of Weather Report / Wather Report

2016年10月02日 | ジャズ

The Best Of Weather Report / Wather Report (2002)

どちらもマイルス・デイビス(Miles Davis)のバンドに在籍したウェイン・ショーター(Wayne Shorter, Sax.)と、ジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul, Key)が結成したジャズ・ロック・バンド(と言っていいのか?)、ウェザー・リポート(Wather Report)。その事実しか知らず、全く知識の無いままベスト・アルバムを購入してみた。

最初に流れてきた音楽に聴き覚えがある。彼らの一番の有名曲「Birdland」は、どこで耳にしたかは覚えていないが、たぶんテレビ番組のジングルかなんかじゃなかったかな。おっと、こういうフュージョン曲が続くと最後までもたないゾ…、と身構えるも、さにあらず。収録曲を調べてみると、何故かバンド名を冠したデビュー・アルバム(’71)や、セカンド・アルバム(’72)は無視されているようなので、実質1973年から1980年のベストだが、思ったよりも音楽性に幅があり、年代順に聴いてみると最初と最後では大きく方向を変えているように聴こえる(ちなみに収録曲は年代順ではないので検証は面倒臭い)。

最近また注目されている故・ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の弾くベースが、楽曲にどれくらい影響力を持っていたのかに興味があったんだけれど、彼の参加している1、4、5、7ではかなりエレクトリック・フュージョンの色合いが濃く、ファンキーな要素は思ったよりも少ないので、あまり自分の好みとは合わないかも。彼自身の独創的なプレイ(フレーズ)には時々瞠目するんだけれど。自分はやっぱり彼が参加する前のファンク・ロック色の強い73~76年くらいの作品の方が合っている。

中古店にて購入(¥380)

  • CD (2002/10/23)
  • Disc : 1
  • Format: Original recording remastered
  • Label : ソニーレコード
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Original Album Series / John Coltrane

2016年09月04日 | ジャズ

Original Album Series / John Coltrane (2011)

以前にも書いたことがあるが、ジャズ界の巨人であるコルトレーン(John Coltrane)には特別な思い入れが無く、マイルスの歴史を辿っていく途上で聴いたに過ぎず、彼の業績や音楽の特徴についてはほとんど知識がない。数枚のアルバムを所有しているだけだが、お気に入りの簡易紙ジャケ企画「Original Album Series」に彼のアトランティック時代の5枚があったので購入してみた。収録されているアルバムは、

Giant Steps (1960)
Coltrane Jazz (1960)
My Favorite Things (1961)
Coltrane Plays The Blues (1962)
Coltrane's Sound (1964)

の5枚。さっそく針を落とす…じゃなくてCDトレイに入れる。彼のキャリアから行くと中期以降ということになると思うが、代表作のひとつにも数えられる「Giant Steps」は、高速で次々と繰り出される音の洪水。隙間無く音が敷き詰められたようなこの特徴を「Sheets of Sound」と言うらしいが、目まぐるしくパートを変え、畳みかけるように連なった音は圧巻。編集がどの位あったとかの知識は全然無いが、目茶苦茶かっこいい。これ、コルトレーンも凄いが、他のミュージシャンも凄いなァ。一転して2枚目「Coltrane Jazz」はまさにスタンダードと言っていいジャズ。コルトレーンのサックスも、曲調がスローなこともあって、終始グッと腰を落とした感じ。

以前レヴューした「My Favorite Things」以降は同じセッション(1960年10月)から作られたアルバムなのだそう。こちらも1枚目とはうって変わって、落ち着いた雰囲気で鳴らす曲が多く、セッション自体がそういう方向だったのかも。狙ってやっているのか、セッションを切り取ったら、たまたまそうだったのか、ややもすると不協和音一歩手前というようなブロウがあったりするのが面白い。レコーディングしたほんの数年あるいは数か月でガラッと雰囲気が変わっているコルトレーンのサウンド。自分の好きなファンキーな要素が少ないので、のめり込むまではいかないと思うが、今まであまり興味がなかったわりに充分楽しめた。

オークションにて購入(¥1,160)

  • CD (2011/6/27)
  • Disc : 5
  • Format: CD, Import
  • Label : Rhino Flashback

 

 

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Live In Paris / The ABC&D Of Boogie Woogie

2016年05月06日 | ジャズ

Live In Paris / The ABC&D Of Boogie Woogie (2012)

ブギウギ・ピアニストらとストーンズ(The Rolling Stones)のドラマー、チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)が組んだユニット「The ABC&D Of Boogie Woogie」。ストーンズの創設メンバーで、ピアニスト兼ローディーのイアン・スチュアート(Ian Stewart)のトリビュート盤が前年に発売されているので、そのプロジェクトの副産物だろうと思っていたら、結成は2009年、録音は2010年とこちらの方が早い。

スチュといえば、容姿がグループにそぐわないとマネージャーから首を切られたにも関わらず、その後もバンドに同行し、スタジオ・レコーディング、ライヴ公演共にその軽快なピアノで貢献したバンドのつなぎ役。メンバーの誰からも愛されて、ローディーなど陽の当たらない舞台裏の仕事もこなす反面、スローな曲でピアノは弾きたくないと、生涯ブギウギ・スタイルで通した頑固者。その彼のトリビュート盤を企画したイギリス人アーティストのベン・ウォータース(Ben Waters)が参加している。メンバーは、

Axel Zwingenberger (piano)
Ben Waters (piano, vocals)
Charlie Watts (drums)
Dave Green (bass)

の4名。メンバーの頭文字を採ってABCDと名乗っている。パリでのライヴ演奏を収録している。ブギウギなどのアメリカを強く意識させる音楽って、本国アメリカよりもヨーロッパなどの方が人気が高いようだ。ブルースも60年代初めにブリティッシュ・インヴェイジョンが興る前までは本国で見向きもされていなかったと聞く。スタンダード曲ばかりの終始リラックスした演奏で、ベン・ウォータースのヴォーカルは上手いとは言えないものの、軽快なピアノの音と、世界最高のロック・バンドのドラマーでありながら普段はジャズ・ドラムしか演奏しないというチャーリーのジャジーなドラムが楽しめる。音からすると会場のキャパはかなり小さいようだが、そんなハコで酒でも呑みながら聴いたらさぞかし気分いいだろうナ。

オークションにて購入(¥770)

  • CD (2012/6/13)
  • Disc : 1
  • Format: Live
  • Label : ワードレコーズ

 

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