BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

なんだか一日中眠い日でした

2006年06月16日 | 凡日記

 写真は、鳥取大学農学部棟から撮影した夕暮れです。
 …あんまし綺麗ではないですね。失敗失敗。

 なぜか今日は終日(ひねもす)夢現(ゆめうつつ)を行ったり来たりの日でした。
 いけませんねぇ。朝10時過ぎまで十分寝ていたくせにさぁ。昼も研究室で椅子の上で寝ちゃってましたよ。
 やること沢山あるんですよ。卒論の資料やら本やらを読まなくちゃいけないのに。でも今日は一向に読み進められず。
 さらにひどいのは、ね。今から木材の流通やら優良材やら需要やらを研究しようというのに、今日ね、「スギってなんに使われるんだっけ?」という質問に、全く答えられなかったわけです。「う……。」言葉が詰まるとは、まさにこのことを言うのでございます。

 寝る子は育つ、とは昔からよく言われていることですが、大人になってあまりに寝すぎると、寿命が縮むとか、認知症になりやすくなるとか色々といわれております。
 寿命は縮めたくはない。だから、明日からまた、早く起きようかと思います。
 …おぉっと、明日は土曜日だ、お休みだ、ワッハッハ。昼間で寝れちゃうよ。参ったなぁ。また死に近づいて行っちゃってるよ。



 ちなみに。

 スギは、建築用材として一般的な材です。
 柱や垂木(屋根の一部)等に使われます。
 しかしながら最近、外在のベイツガや北洋エゾマツに取って代わられているようですね。
 また建材以外にも、電柱や土木の仮説足場などで使われていたそうですが、最近はその用途は少ないですね。

 スギの有名産地は、天然木なら秋田県の秋田杉、高知県の魚梁瀬(やなせ)杉、そして鹿児島県の屋久杉です。
 そして造林地は、静岡県の天竜川流域、三重県の尾鷲、奈良県の吉野地方、大分県日田などなど。そして忘れてはならないのが、鳥取県の智頭杉です。


ヒット学

2006年06月16日 | 鳥大時代/就職活動

 6月16日。午後2時40分より開始予定だった講演が、17時半にずれ込むことになりました。講演者が乗ってくる飛行機のフライトが、遅れたためだそうです。
 そこで改めて、午後5時半前に、講演会場である工学部院棟の大講義室に向かいました。
 今日の講演は、「ヒット学」。

 音楽や映画などの「ヒット」は、なぜ起こるのか。それがどのように進行するのか。「ヒットメカニズムの変遷と数理モデル・アプローチ」という難しげな副題がついていました。
 数理モデルについては良く分かりませんが、しかし今日の講演者は、マスコミや芸能、広告の業界に身を置いている方であり、私もメディアに関して興味を持っている人間なものですから、つい首を突っ込んでみたくなった次第です。
 今日の講演者は、吉田就彦さん。(ブログ「ヒットコンテンツブログ」

 ヒット学についてはブログを読んでいただければいいし、数理モデルについてはやたら∑マークが出てきていまいち理解できていませんから、ここではそれらの説明は省きます。
 でも今回、特に感心したといいますか、考えさせられたことがあるんですよね。
 それは、WEB2.0の時代の広告の在り方です。

 吉田さんによると、1995年までの広告媒体がアナログであるのに対し、1995年からの10年間はWEB1.0の時代、2005年以降の、BLOGやSNS(例えばmixiとか)の発達した時代がWEB2.0の時代だそうです。
 このBLOGやSNSの発達によって、CGM(コンシューマージェネレーティッドメディア)つまり消費者自身の情報発信が、これからの広告というあり方に大きく影響をし、ひいてはヒットの潜在的な要因を担ってくるというわけですね。

 さらに面白かったのは、インターネット自体は第5のマスメディアではない、ということでした。むしろインターネットというのは「考え方」、つまり人の思考をただただばら撒いたカオス的な状態である…と私は解釈しました。間違っているかもしれないですけど。
 その解釈で続けますと、それらの情報同士がつながり、会話や議論をしだすのがBLOGやSNSの中であり、ようやく第5のマスメディアとなれる形を整えた、ということです。
 ここで面白いのは、BLOG等は結局、噂とか口コミなど、新聞等のマスメディア発達以前のメディア、つまり原始的な情報媒体の形をとっているということなのですね。そしてこれら原始メディアが、今では新聞やテレビなどの既存マスメディアに影響を与えている(与え合っている)形になっているということです。

 従来の広告のあり方は、企業がメディアを通じて一方的に情報を発信し、受信者はそれらを精査して商品やサービスを受け取っていました。
 しかしこれからの、WEB2.0の時代では、企業からの情報以外にもブロガーやSNSコミュニティの「住人」が、その商品などについての乾燥や批判を発信するという、新たな広告のあり方となったわけです。
 また逆に、とある予・野政党とかでやっていたのが話題になりましたけれども、BLOGを通しての広報といった新たな広報のあり方が出てきました。
 つまり、企業の情報と消費者の情報とが一体となって、互いに影響しあう新たな広告像が出てきているというわけなのです。

 以上、ワタクシの勝手な解釈も織り交ぜながらの、今日の講演会の報告でした。



 ところでこの講演を知ったのは、今朝正門のところに立て看板が立っていたのを見かけたからなのですが、もっと事前に広報とかして欲しかったなと思いました。
 鳥大では結構県外の方を呼んで講演を開いたりしているのですが、いかんせん学生に対して広報不足。あに地域の皆さんや。
 地方大学がもっと地域貢献したいと思うならば、これらの催しの広報を強化しないといけないのではないかと思います。つまりアピール力です。お、そういえば吉田さんもおっしゃっていましたね。これから「個」というものが大事になってくると、そのアピール力が重要になってくると。