昨年夏、私は磐井川下流域に出掛け、鮎釣りを楽しみました。
磐井川は、鮎釣りでは全く無名ですが、北上川に鮎が生息し、
遡上が多いため、増水するとたくさんの鮎が磐井川にのぼってきます。
磐井川に遡上する鮎は、砂鉄川より多いかもしれません。
それでは、なぜ磐井川の釣り人が少ないかを答えますと、何よりも水の汚れと
川の汚れに尽きます。
鮎がたくさんいる川は、スイカのにおいがしますが、磐井川には、それはありません。
渇水の時期は、ひどいにおいがします。都会の人が憧れる、田舎の美しい川は
そこにありません。
何とか、美しい川を取り戻したいものです。
前回、「人と河川の豊かなふれあいの確保」について、書きましたが、
磐井川の上の橋付近は、Cランクで、その内容は、
「川の中には入れないが、川に近づくことができる」です。
ちなみに、Bランクは、
「川の中に入って遊びやすい」
そして、Aランクは、
「泳ぎたいと思うきれいな川」です。
私の母校、一関小学校の近くには「吸川」という川が流れています。
最近、市民の皆さんの熱心な活動で、「吸川をきれいにする会」などが
組織され、素晴らしい活動を続け、行政もそれにあわせ、南小学校付近に
「親水公園」を設置するなど環境は非常によく改善されていますが、
その水質がに問題があります。
残念ながら、吸川下流域は、私はDランク
「川の水に魅力が無く川に近づきにくい」に近いと思っています。
市民が真剣に、今一度、身近に流れる川の水質を真剣に考える必要があると思います。
写真は、砂鉄川での放流の様子ですが、水の透明感、石の美しさが際立ち、
すくって飲めるほどの水質です。
残念ながら、磐井川中・下流域にはそれはありません・・・。