“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「確率論 講義ノート」(大平 徹著/森北出版)

2017-04-13 09:01:57 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:確率論 講義ノート~場合の数から確率微分方程式まで~

著者:大平 徹

発行:森北出版

 発展的な話題が豊富&数学以外の視点が盛りこまれたこれまでにない入門書。例えば、確率微分方程式を物理学の視点で考えると…ランジュバン方程式や拡散方程式とつながり、イメージしやすくなる。初学者向けの丁寧な解説により、高校までの微分積分学の知識で読み進めることができる。

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★科学技術ニュース★産総研、光子一つが見える「光子顕微鏡」を世界で初めて開発

2017-04-13 09:01:33 |    物理

 産業技術総合研究所(産総研) は、従来の光学顕微鏡では観測できない極めて弱い光でも、明瞭なカラー画像を観察できる「光子顕微鏡」を世界で初めて開発した。

 産総研では、超伝導現象を利用した超伝導光センサーの開発を進めており、これまでに、光の最小単位である光子を1個ずつ検出し、光子の波長(色と関係している)も識別できる光センサーを実現している。今回、この超伝導光センサーを顕微鏡の光検出器として用いて、従来の光学顕微鏡の検出限界を大幅に超える「光子顕微鏡」を開発し、光子数個程度の極めて弱い光でカラー画像の撮影に世界で初めて成功したもの。

 今回開発した顕微鏡を用いて、生体細胞の微弱発光の観察や微量化学物質の蛍光分析など、医療・バイオ分野や半導体分野における研究開発・製品開発での利用が期待される。

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「外来種のウソ・ホントを科学する」(ケン・トムソン著/築地書館)

2017-04-13 09:01:06 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:外来種のウソ・ホントを科学する

著者:ケン・トムソン

訳者:屋代通子

発行:築地書館

 何が在来種で何が外来種か?外来種の侵入によって間違いなく損失があるのか。駆除のターゲットは正しかったのか。人間の活動による傷跡に入りこんだだけではないのか。英国の生物学者が、世界で脅威とされている外来種を例にとり、在来種と外来種にまつわる問題を、文献やデータをもとにさまざまな角度から検証する。

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