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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「月は誰のもの?」(A.C. グレイリング著/柏書房)

2025-08-18 09:33:35 |    宇宙・地球



<新刊情報>



書名:月は誰のもの?~南極、海洋、アフリカの前例に学ぶ~

著者:A.C. グレイリング

訳者:道本美穂

発行:柏書房

 軍事的・経済的に注目の的である宇宙を、平和的に管理することは可能か?「共有地の悲劇」を回避するために、3つの前例をひもとく。民間企業や国家がこぞって参戦する「宇宙開発」――。軍事的にも経済的にも注目の的であるその場所を、独占や紛争から守り、平和的に管理することは可能か? 「共有地(コモンズ)の悲劇」を回避するために、著名な哲学者が参照すべき「3つの前例」をひもとく。南極、海洋、アフリカの歴史に学び、「人類の共同の利益」を守るための議論の土台をつくる一冊。【目次】はじめに――前例をもとに社会全体で議論しよう 第1章 「グローバル・コモンズ」と人類の財産 第2章 南極大陸を守るための取り組み 第3章 公海と深海を守るための取り組み 第4章 アフリカ争奪戦 第5章 宇宙条約は十分と言えるのか 結論――これから何が起きるのか、私たちに何ができるのか 付録1 宇宙条約(1967年発効) 付録2 南極条約(1961年発効) 付録3 海洋法に関する国際連合条約(1982年採択)抜粋【著者】A.C. グレイリング ノースイースタン大学ロンドン校ニューカレッジ・オブ・ザ・ヒューマニティーズの創設者兼校長であり、哲学教授でもある。『タイムズ』などに定期的に寄稿し、BBCのトゥデイやニュースナイト、CNNニュースなど、ラジオやテレビにも出演。ロンドン在住。著書は多数あり、邦訳書には『大空襲と原爆は本当に必要だったのか』(河出書房新社)、『考える快楽――グレイリング先生の哲学講義』(NHK出版)、『ウィトゲンシュタイン』(講談社)がある。
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