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●科学技術ニュース●米原市とNTT西日本、NTTスマートコネクトの生成AIサービス実証実験を共同で実施

2024-05-29 10:00:01 |    人工知能(AI)
 米原市とNTT西日本は、NTTスマートコネクトが提供する生成 AI サービスのナレッジ検索技術(仮称)の業務効率化への活用と精度向上に向けた実証実験を開始する。

 生成 AI 技術の進展とともに、社内ドキュメントとの連携が業務効率化に大きな期待を集めている。

 NTT 西日本と米原市は、この技術を活用して情報アクセスの迅速化と正確性の向上をめざし、業務プロセスの効率化を図ることを目的としている。

 この共同実証プロジェクトでは、NTT スマートコネクトが提供する生成 AI サービスを利用し、米原市の庁内ドキュメントから関連する情報を検索し、そのデータを基に新たなテキストを生成するナレッジ検索技術(仮称)の効果を検証する。
 
 この技術を用いることで、職員が迅速かつ正確に必要な情報を取得し、業務の効率化を実現することをめざす。

 実施期間は、2024年6月1日から8月31日を予定している。

 具体的には、職員の福利厚生や会計年度任用職員に係る庁内問合せやウェブサイト等に公開する文書等、検索対象を限定し、情報抽出の迅速性や回答の正確性を検証する。

 米原市は、庁内ドキュメントを提供し、実証実験の対象業務を選定する。また、実験結果を基に業務の適用可能性を評価し、フィードバックを提供する。

 NTT 西日本は、技術的な支援を実施し、実証実験の環境整備と運営を担当する。また、評価実験の支援とデータ分析を行い、ナレッジ検索技術(仮称)の精度向上に向けた技術支援を進める。

 NTT スマートコネクトは、生成 AI サービスを提供し、実証実験で使用する技術の基盤を支える。また、ナレッジ検索技術(仮称)の精度向上をめざす。

 同実証プロジェクトを通じて、ナレッジ検索技術(仮称)の効果を広く評価し、その結果を基に業務プロセスの改善を図るとともに、米原市の更なる業務効率化及びDX推進の実現をめざす。

 この技術は、他の自治体や組織での業務改善に応用していくことを予定しており、技術的な改善とフィードバックを反映させ、継続的なシステムの最適化も進める。<NTT>
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