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“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

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●科学技術ニュース●トヨタシステムズと富士通、基幹システムのアップデート作業に生成AIを活用し作業時間の50%削減を実現

2024-11-12 09:37:32 |    人工知能(AI)
 トヨタシステムズと富士通は、トヨタシステムズのシステム開発、運用の生産性向上とモダナイゼーションの加速に向けて、富士通の生成AIサービス「Fujitsu Kozuchi Generative AI」を活用した実証実験を実施し、OSやプログラミング言語などのアップデートに伴い発生する非互換情報の調査や非互換箇所の抽出、プログラム修正を生成AIによって自動化することで、従来の人手による作業と比較して作業時間を約50%短縮できることを確認した。

 同実証実験の成果を踏まえ、トヨタシステムズは、2025年1月より実業務への適用を開始する。

 トヨタシステムズでは、トヨタグループが利用する生産・物流や販売などの基幹システムの開発・運用を行っている。システムを構成するOSやプログラミング言語などのアップデートが行われた場合には、システムに反映する必要があるが、アップデートに伴って生じる非互換情報の調査、非互換箇所の抽出、プログラム修正、テストなどの作業が膨大であることが課題であった。

 そこで両社は、2023年10月より生産性向上を目指し、トヨタシステムズの基幹システムに関するノウハウと富士通のソフトウェア開発と生成AIの知見を用いて、アップデート作業の効率化に関する実証実験に取り組んできた。

 同実証実験では、JavaやSQLJで開発された約15,000ファイルを対象に、非互換情報に基づいて生成AIがシステムに影響が予想される非互換箇所を抽出し、プログラムを修正した。

 その結果、正確に修正されていることが確認でき、人手で行った場合の作業時間と比較して、約50%の作業時間削減が可能となった。

 両社は今後、JavaやSQLJ以外のプログラミング言語やテスト工程などにも生成AIの適用範囲を拡げていくことで、さらなる生産性向上を目指す。<富士通>
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