大成建設は、成和リニューアルワークスと共同で、連続炭素繊維シート複合パネル(CF複合パネル)による柱部材の耐震補強工法「CFパネル工法」を開発した。
今回、トンネル覆工で壁面のはく落防止や曲げに対する補強材として多くの実績があるCF複合パネルを用いて、重機を使用せずに短期間で施工可能で、炭素繊維シートの巻き立てによる耐震補強と同等の効果を発揮する柱部材の耐震補強工法を開発したもの。
例えば、実質的な作業時間が3時間程度の夜間鉄道工事を想定した場合の試算では、同工法は炭素繊維シート巻き立て工法と比較して、約30%の工期短縮と約10%の施工費のコストダウンを図ることができるという結果が得られている。