<新刊情報>
書名:ダーウィンが愛した犬たち ~進化論を支えた陰の主役~
著者:エマ・タウンゼンド
発行:勁草書房
進化理論の根幹を支えたのは、ガラパゴスのフィンチでもゾウガメでもなく、愛する犬たちだった。ダーウィンにとって、犬こそがいちばん身近で、付き合いの長い相棒なのだ。愛犬ボブやポリーの視点から語る、犬大好き人生と発想の秘密。そして「種の起源」には、動物好きのイギリス社会を意識した巧妙なレトリックが仕込まれていた。
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書名:ダーウィンが愛した犬たち ~進化論を支えた陰の主役~
著者:エマ・タウンゼンド
発行:勁草書房
進化理論の根幹を支えたのは、ガラパゴスのフィンチでもゾウガメでもなく、愛する犬たちだった。ダーウィンにとって、犬こそがいちばん身近で、付き合いの長い相棒なのだ。愛犬ボブやポリーの視点から語る、犬大好き人生と発想の秘密。そして「種の起源」には、動物好きのイギリス社会を意識した巧妙なレトリックが仕込まれていた。
国立極地研究所の自見直人・日本学術振興会特別研究員らの研究チームは、南極半島の沖合の海底に棲む多毛類の新種を発見した。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究船「白鳳丸」にちなんで「Flabelligena hakuhoae」と名付け、Biodiversity Data Journal誌で報告した。
多毛類は、海底に生息する動物中で、最も幅広い地域に生息しており、最もよく研究されている種類のひとつ。これまでに1万種以上の多毛類が確認されており、身近なところでは釣り餌に使われる「ゴカイ」も多毛類。しかし、深海の海底に棲む多毛類については、まだ分かっていないことも多く、海洋生態系を理解するために更なる研究が求められている。
国立極地研究所の自見直人研究員らは、南極海の生物多様性を調査するため、2019年12月から翌月にかけ、研究船「白鳳丸」に乗船し、海底堆積物の採取を行った。そして航海中、南極半島の北東にあるサウスオークニー諸島の近海、水深2,036から2,479メートルの海域で、海底堆積物を採取した。
採取した生物をエタノールで固定し、顕微鏡などを使って詳しく調べたところ、多毛類に属するAcrocirridae(クマノアツシキ科)の新種が発見された。この新種はクマノアツシキ科の中でも、Flabelligena属のひとつであることが明らかとなり、「白鳳丸」にちなみ、「Flabelligena hakuhoae」と名付けられた。
Flabelligena hakuhoaeの体長は約1.8センチメートル、幅は約1ミリメートルで、頭部は丸くなっている。表面の触手と3ペアのエラが特徴的で、目はない。
これまでに確認されていたFlabelligena属6種のうち、4種は大西洋で、1種は地中海で、もう1種はインド洋で見つかっている。Flabelligenaが南極海で見つかったのは初めてで、この発見により、南極地域の生物多様性に関する理解に貢献すると期待される。(国立極地研究所)
<新刊情報>
書名:トコトンやさしい電線・ケーブルの本
著者:福田 遵
発行:日刊工業新聞社(今日からモノ知りシリーズ)
電気・通信分野では多くの種類の電線やケーブルが用いられている。材料や部品の柔軟性や耐久性は非常に重要で、不適切な取り扱いや劣化を見落とすと安全性にも関わる。同書では、この電線とケーブルの材料や種類、災害対策、補助材、検査・保守について、役立つ情報を紹介する。