“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「コンピューターは人のように話せるか?」(トレヴァー・コックス著/白揚社)

2021-01-19 09:45:12 |    情報工学

 

<新刊情報>

 

書名:コンピューターは人のように話せるか?~話すこと・聞くことの科学~

著者:トレヴァー・コックス 

訳者:田沢恭子 

発行:白揚社

 人間の会話は超弩級の離れ業だった!マシンやスマホと会話する時代がやってきた。だが人間には簡単でも、会話は実はとてつもなく高度な技。コンピューターは人間と同じように話せるようになるのだろうか?音の科学の第一人者が、声の進化から人工知能による会話まで、科学・社会・文化・政治などあらゆる角度から「話すこと」と「聞くこと」の奥深い世界を探っていく。ネアンデルタール人の声、声だけで人物像を当てるテスト、テクノロジーが変えた人間の声、聞き耳を立てるコンピューター、嘘を見破れない嘘発見器など、多彩なエピソードから会話の本質を読み解く画期的な「声の本」。

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◆科学技術<テレビ番組情報>◆NHK「サイエンスZERO」/BSフジ「ガリレオX」他

2021-01-19 09:43:47 |    ◆TV番組◆

 

<テレビ番組情報>

 

コズミックフロント☆NEXT  毎週木曜日 午後10時~11時00分

1月21日(木) “宇宙アニメ”は実現する!?

 “ガンダム”や“エヴァンゲリオン”、“宇宙戦艦ヤマト”や“マクロス”など、宇宙を舞台にした宇宙アニメ。物語に登場する「ロボット」「重力制御」「ワープ航法」「テラフォーミング」などの“夢の技術”は本当に実現するのか?今回、世界の研究最前線を徹底取材!各分野の専門家の解説も交え、実現の可能性に迫っていく。さらに、樋口真嗣監督がゲストに登場。アニメと宇宙科学の“意外な関係”が明らかに!?
 
司会:伊集院光、塩澤大輔

出演:中川翔子

ゲスト:樋口真嗣

解説:木村真一、小林晋平、新井真由美
 
NHK‐Eテレ 地球ドラマチック   毎週土曜日 午後7時~7時44分

1月23日(土) 冥王星 氷の天体の秘密

 地球からはるか48億キロ離れた氷の天体、冥王星。1930年の発見以来、その存在はベールに包まれていた。しかし最新研究から、地表のやわらかい氷がいまも動き続けている「生きた天体」であることが明らかに。さらに調査を進めると、地表の下に液体の海が存在する可能性も浮かび上がり、生命が存在し得る条件を備えていることが分かってきたのだ。謎に満ちた冥王星の真の姿とは?(イギリス2020年) 

 BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00分(隔週新作)

1月24日(日) 5G parts made in Japan 世界の5Gを支える小さな部品達

 従来の4Gと比べ、通信速度がおよそ20倍も速くなる第5世代移動通信規格「5G」。いま5Gに対応した機器が世界中で続々と開発されており、また5G通信エリアも20か国以上で拡大している。5Gという情報のビックウェーブは、今まさに世界を飲み込み、私たちの日常を大きく変えようとしている。しかし、本当の意味で5Gの高速通信を享受するためには、通信の受け手である端末に、小型で高性能な部品が必要不可欠だ。この要求に応えるべく、日本で開発されている「極小」の部品達があった。縁の下の力持ちとも言える、世界の5Gを支える日本の小さな部品に迫る。

主な取材先:十六総合研究所 田代達生
      白川村  
      東京工業大学 阪口 啓
      村田製作所   
      建長寺  
      岐阜大学 久武信太郎

NHK‐Eテレ  サイエンスZERO  毎週日曜日 午後11時30分~0時00

1月24日(日) 超新星爆発直前!? 赤い巨星ベテルギウス(アンコール放送)

 オリオン座の巨星・ベテルギウスが突然、強烈な輝きを放つのではないか?期待が高まっている。年老いた星が最後に起こす「超新星爆発」が迫っているからだ。もし爆発すれば満月の100倍もの明るさになるという。2019年末、ベテルギウスは急速に減光した。一体、何が起きているのか?最新研究では常識をはるかに超えた「異形の星」であることも浮かび上がってきた。謎に満ちた星の一生を探る最前線を伝える。

ゲスト:国立天文台准教授(兼普及室長)縣秀彦
    東北大学大学院准教授 田中雅臣

司会:小島瑠璃子、森田洋平

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「118元素全百科」(ジェームス・M・ラッセル著/ニュートンプレス)

2021-01-19 09:43:16 |    化学

 

<新刊情報>

 

書名:118元素全百科

著者:ジェームス・M・ラッセル

監訳:森 寛敏

訳者:中井川玲子

発行:ニュートンプレス
 
 周期表は、過去200年の科学史上屈指の画期的な発見の成果だが、その誕生に必要だったのは科学的器具でも実験でもなく、ただのペンと紙、そして才能あるロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフ(1834 ~ 1907)だった。メンデレーエフが周期表を作った1860年代当時、知られていた元素の数は63であったが、今では118に及んでいる。同書は、118の元素それぞれが発見された経緯や、それらの性質、実用例などを簡単に、わかりやすく解説。「コバルトの名称は精霊ゴブリンに由来する」、「アメコミのヒーロー・スーパーマンに登場する架空の物質クリプトナイトが発見された?」など、こぼれ話を交えながら、楽しく読み進められる内容。元素のことがゼロからわかる、入門書として最適の1冊。

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