<新刊情報>
書名:日本のものづくり遺産~未来技術遺産のすべて~
監修:国立科学博物館産業技術史資料情報センター
発行:山川出版社
明治以降の日本の科学技術で貴重かつ生活文化に影響を与えたものを、国立科学博物館が未来技術遺産に登録し、保存を促している。これまでに登録された技術遺産のすべてを解説しビジュアル紹介する。
<新刊情報>
書名:日本のものづくり遺産~未来技術遺産のすべて~
監修:国立科学博物館産業技術史資料情報センター
発行:山川出版社
明治以降の日本の科学技術で貴重かつ生活文化に影響を与えたものを、国立科学博物館が未来技術遺産に登録し、保存を促している。これまでに登録された技術遺産のすべてを解説しビジュアル紹介する。
日本原子力研究開発機構(JAEA)と高エネルギー加速器研究機構(KEK)の共同研究グループは、エネルギー回収型リニアック(ERL)において、電子ビームとレーザービームを微小スポットで、1秒間に1.625億回という非常に高い頻度で衝突させる(高繰り返しで衝突させる)ことで、エネルギーのそろったX線ビームの生成に成功した。
これにより、核セキュリティ分野におけるあらゆる核物質の非破壊検知・測定を可能にする大強度ガンマ線源(目標強度 1013 ph/s)や、生体細胞の高分解能イメージングのための高輝度小型X線源(目標ピーク輝度1019 ph/sec/mm2/mrad2/0.1%BW)といった、新たな計測・観察ツールとしての次世代光源へ道を開いた。
レーザー・コンプトン散乱(LCS)は、電子とレーザーの衝突確率が小さいために、LCSによるX線~ガンマ線源の実用化には、電子ビームとレーザービームを高密度かつ高繰り返しで衝突させる技術が必要とされてきた。