“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「ハトはなぜ首を振って歩くのか 」(藤田祐樹著/岩波書店)

2015-05-21 07:08:42 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:ハトはなぜ首を振って歩くのか 

著者:藤田祐樹

発行:岩波書店(岩波科学ライブラリー)

 気がつけばハトはいつでもどこでも、首を振って歩いている。あの動きは何なのか。なぜ,一歩に一回なのか。なぜ,ハトは振るのにカモは振らないのか……?冗談のようで奥が深い首振りの謎に徹底的に迫る。世界初の首振り本。おなじみの鳥たちのほか、同じ二足歩行の恐竜やヒトまで登場させながら、生きものたちの動きの妙を心ゆくまで味わう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★科学技術ニュース★東大など、超伝導体中でのスピンホール効果の観測に初めて成功

2015-05-21 07:08:23 |    物理

 東京大学、東北大学、日本原子力研究開発機構などの研究グループは、これまで着目されて来なかった超伝導体を用いてスピンホール効果の測定を行い、超伝導状態において初めてスピンホール効果を観測することに成功した。

 さらに超伝導体中の特徴的な電子構造を用いることにより、超伝導状態では通常の電気伝導状態(常伝導状態)に比べスピンホール効果が2000倍以上増大することを発見した。

 この効果を用いることで微小な純スピン流から大きな信号を効率的に取り出すことが可能になるため、今後のスピン論理回路や次世代スピントロニクス素子の実現に大きく寄与することが期待される。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする