“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書<新刊情報>●「翔べ、MRJ」(杉本 要著/日刊工業新聞社)

2015-05-19 07:35:55 | ●科学技術書・理工学書 <新刊情報>(2018年5月4日以前)●

 

<新刊情報>

 

書名:翔べ、MRJ~世界の航空機市場に挑む「日の丸ジェット」~

編者:日刊工業新聞社  

著者:杉本 要

発行:日刊工業新聞社  

 2015年、国産旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が空を飛ぶ。日本の航空機業界にとって、1960年代に官民で開発された「YS―11」以来、実に半世紀ぶりの悲願だ。同書ではMRJとはどんな飛行機なのか、その特徴を解説することはもちろん、開発に至るまでの経緯や製造・販売面などの取り組みを関係者の話を交えながら紹介。また、日本の航空機産業の歴史や、MRJが参入する世界の航空機市場の動向など、周辺事情なども併せて解説。MRJのことを知るにはまずこの一冊。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★科学技術ニュース★東北大学とNICT、世界初のヘテロジニアス波長可変レーザの開発に成功

2015-05-19 07:35:33 |    通信工学

 東北大学大学院工学研究科北智洋助教、山田博仁教授及び情報通信研究機構(NICT)山本直克光通信基盤研究室室長の共同研究グループは、広い波長可変範囲を持つ超小型の波長可変レーザの実現に世界で初めて成功した。

 同レーザは、東北大学においてシリコンフォトニクスを用いて開発した高い波長選択機能を持つ超小型の波長可変フィルターチップと、NICTの独自のナノテクノロジーで開発した量子ドットを用いた光増幅器チップとを効果的に組み合わせることで実現したもの。

 このようにして実現された波長可変レーザは、従来デバイスの数百分の一のサイズでありながら、広い可変波長範囲を持つ。同レーザの実現により、光通信システムの更なる大容量化、低消費電力化を図ることが期待される。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする