ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

日本は原子力を利用する責任感がない

2017年08月01日 | Weblog
7月28日、経産省は高レベル放射性廃棄物最終処分場に向いた特徴を持つ可能性がある場所を示した「科学的特性マップ」を公表しました。
科学的特性とは火山、活断層、有用な地下資源などがなく、地下300m以上の深さの地層が安定しているということだそうです。
しかし科学的特性を確認した訳ではなく、確認できる可能性が相対的に高いということだそうです。
経産省は非科学的な科学的特性マップを公表したものです。
 
経産省は今後最終処分場に関心がある自治体が現れれば、詳しい調査に協力してほしいと申し入れるのだそうです。
 
高レベル放射性廃棄物を処理するのは青森県六ケ所だそうです。
ここから船で最終処分場に輸送するので海岸線から20km以内が輸送面で好ましいのだそうです。
私は横浜市の住宅地に住んでいますが、この科学的特性マップを見たら、何と濃い緑色になっており、最終処分場として特に好ましい可能性のある場所なのだそうです。
 
経産省って頭がおかしくなってしまったのでしょうか。
巨大なプレートが日本列島の下にもぐりこみ、日本のどこでも地形が変形し、大地震がおこったり、マグマが形成されて噴火がおこったりします。
日本の地下のどこが安定した地層と言うのでしょうか。
 
経産省は放射性廃棄物を300m以上の地下に埋めて、あとは管理しないつもりなのでしょうか。
少なくとも10万年は閉じ込めておける地層を探すと言うのですが、10万年以上の地層の安定性をどうやって予測するのでしょうか。
 
こんないい加減な高レベル放射性廃棄物処分計画では、最終処分場に関心がある自治体は現れないでしょう。
 
地下300m以上の地下室でもいいのですが、永久に放射性廃棄物を安全保管するという考えが必要です。
それが子孫に対する現代人の責任というものです。
原子力は利用する、放射性廃棄物は地下に埋めてあとは知らないというのはあまりにも無責任です。
 
放射性廃棄物の永久安全保管は至難のわざです。
コストは無限大、担当者にとっては危険で苦しい仕事です。
子々孫々、永久に放射性廃棄物を安全保管しなければなりません。
私達現代人は未来に無責任であってはなりません。
放射性廃棄物をこれ以上増やさないためにすぐ原発を止めるべきです。
そのためには原発反対の政治家を国会や地方議会に送らなければなりません。
 
罪と罰です。
既存の放射性廃棄物はコスト無限大であっても最高の技術をもって永久に安全保管するしかありません。
遠い未来、たとえば安全に太陽に捨てることができるならそうすればいいと思います。