ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

まず自分の防災意識を高めよう

2009年10月06日 | Weblog


日本は地震国です。
ところが性懲りもなく地震に弱い建造物を造っています。

問題は思考です。

一番の問題は価値観の順位です。
たとえば防衛か防災かと考えるとどうも防衛の方に力が入っていると思います。
日本の場合は攻撃される恐れより自然災害を受ける恐れの方がはるかに大きいと思いますが、防衛省はあっても、防災省はありません。

自衛隊は自衛に出動したことは一度もありませんが、毎年災害救助に出動しています。
防災隊と名前を変えた方が隊員はやりがいがあるのではないでしょうか。

貧乏根性は大きな問題です。
無駄使いしているくせに、地震に強い建造物を造ることになると、かねがないからと言ってかねを惜しみます。

伝統、慣習が問題になる場合も多いと思います。
瓦屋根、塀、石垣、墓、記念碑、灯籠、鳥居などの石造物は地震で崩れたり、倒れたりして危険です。
瓦屋根は重いため住宅の耐震性を弱める原因になっています。
さすがに日本では大型の石造物はありませんが、小型の石造物はまだ否定されていません。
しかし小型の石造物も死傷の原因になっています。

食器戸棚、本箱などの家具は、しっかりと壁に固定すればいいと思いますが、日本ではいまだに部屋に置くタイプが一般的です。
だから役に立たないいい加減な転倒防止品が売られています。
このようなものを使ったら部屋の美観も損なわれるでしょう。
ちゃんとリフォーム会社に依頼してかねをかけて壁取付け型にかえることが正解です。

冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビなど重い家電の防災は難問です。
耐震マットを足の下に敷くだけで安全とは思えません。
家電は取付け型が販売されていません。
住宅会社もリフォーム会社もまだ方法を考えていないと思います。
まず家電メーカーが責任をもって考えるべきと思います。
家電が転倒したり、飛んだりして死傷者が出たら家電メーカーの責任にするといいと思います。

思考を変えることは個人単位でできることですが、自由の精神、合理的精神、新しい価値観を受け入れる精神、独創力、人と違ったことをやる勇気などがいるため容易ではありません。
しかし、社会全体の思考を変えることより、自分の思考を変える方がはるかに容易であることは明白です。
何でもそうですが、防災も自分からと言えます。
個人防災が基本です。