原因はやはり作戦が下手であったことだったようです。一番長くGBをやってきた先輩が何とか頑張ってくれたので1勝をあげることができたようです。
GBはボールが10個もあり、誰かが打撃するたびにボールの位置、優勢、劣勢が変わっていきます。打撃は10秒以内にやらなければタイムオーバーの反則をとられます。囲碁のようによく考える時間がありません。主将は、優勢でも劣勢でも、常に冷静に次の手を指示しなければなりません。これができないと打者は適当にうつことになり、無作戦になります。
相手が長距離打撃が上手だと、甘いボールの配置は致命傷です。ボールを三つも四つも集めるのは相手に狙ってくださいと言っているに等しいと思います。しかし、打撃に弱いチームはどうしてもボールを集めます。
GBはまずは打撃上手になること、次に作戦上手になることだと思います。GBは一打うつにも打撃と作戦を改善するようにするといいと思います。強いチームと対戦したら、相手の一打々々の意味を理解しようとするといいと思います。その時意味不明のボールの配置が、かなり先のボールのための布石だったりすることがあり、先読みの深さに驚くことがあります。
敵のボールは遠いと思ってもスライドで近づいてくることがあります。敵のボールのコンビは順番だけでなく、位置関係も要注意です。
ゲート未通過のボールは攻撃・守備範囲が非常に広くなっています。タッチして拾った強いボールを点数稼ぎでスパークでゲートを通してしまうと、通った瞬間、その強みが半減します。強みを活かす作戦が重要です。敵の弱いボールが弱い状態で2個も3個もかたまっていたらつける、通過タッチに活かすなど、効果的に使うことがだいじです。
作戦は打撃に比べ、上手になるのに通常何年も要します。最初は作戦がわからなくて自分は頭が悪いのかと思いますが、GBに慣れると、頭の中で試合ができるようになります。上手になりたいと思って3年、6年と続けると頭脳プレーができるようになると思います。