ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

どうして人々は自分や子孫が苦しむことになる原子力利用に執着するのか

2020年02月09日 | 社会
新型コロナウイルスが発生し、肺炎になって中には死ぬ人が出ていると言って、世界中の人が大騒ぎするのに、原子力利用で人が病気になったり、死んだりすることは大騒ぎしません。少数の人の病気や死を問題にして原子力利用の利便性を否定するのは損という計算が働いています。旅客機が事故をおこして乗客が死んだりしますが、旅客機事故による死亡の恐れが小さい、利用しない方が損という計算が働いているのと同じです。
 
しかし、原子力利用は、放射性物質・廃棄物が年々増え、安全管理の努力にも関わらず、地球上に拡散しており、物質が食料に含まれ、人が微量汚染食料を食べることにより、体内に物質を蓄積し、物質の周辺の遺伝子を放射線で破壊し、組織の病気、突然変異の恐れを高めます。一度地球上に拡散した放射性物質を除去することは不可能です。つまり地球上に増え続ける放射性物質は、気付かない間に永遠に人類を苦しめる、とりかえしのつかない危険になります。旅客機事故による死亡とは全然危険の種類が違います。
 
要するに人々は未来を予測しないから、現在の原子力の利便性に頭が行き、未来に苦しむことになります。原子力利用については、人類は放射性物質・廃棄物の永久安全管理技術を今持っているかと考えるといいと思います。ない場合は、利用を中止し、永久安全管理技術の完成を待つのが正しい判断です。
 
なお、原子力利用は地球面や大気を温めるだけということも大問題です。大気中の炭酸ガス・メタンガス(温室効果ガス)が増えつつある状態で、地球面や大気に熱を加えることは地球温暖化を加速します。