トランプアメリカ大統領は、経済界で生きてきた人で、アメリカと日本の過去のいきさつより、損得勘定でものを考える人かもしれません。
在日アメリカ軍基地についてもっと日本が負担すべきだと言ったり、日本が東アジアの安保を担当すべきだと考えたりしています。たとえば朝鮮(北)問題でも、中国が問題解決に動かないと、日本が動くと、意味深長なことを言います。最新兵器を日本に売ると言うのも裏がありそうです。日本が防衛力を上げたら日本周辺の防衛は日本に任せ、在日アメリカ軍を廃止または縮小するという考えかもしれません。
来週ハガティアメリカ駐日大使が沖縄県に行き、翁長雄志沖縄県知事と会って在沖アメリカ軍基地問題を話し合うそうです。
何か変化が起こるかもしれません。
(注)対朝鮮で世界に展開していたアメリカ軍空母やグアムから飛来した爆撃機が動き、それに韓国軍や自衛隊が協力する訓練が行われていますが、この訓練では在韓アメリカ軍基地や在日アメリカ軍基地の存在感があまりありません。まだ詳細はわかりませんが、朝鮮に近すぎるアメリカ軍基地は攻撃にさらされやすく、被害が大きく、基地機能を失いやすい問題があります。アメリカにとってこれらの基地を維持する必要度が下がっていると思います。在沖縄アメリカ軍基地は沖縄が海兵隊のいい保養所なので維持して来たという説すらあります。攻撃されやすいとなると保養所どころではありません。