ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

狭小住宅はいい住宅?

2016年08月23日 | Weblog
日本の狭小住宅がまるでいい住宅かのように世界で注目を集めていることに驚きます。
「マイクロホーム」などと翻訳されて海外に紹介されています。

数年前に韓国の高年女性の横浜見物の案内をやりました。
彼女はソウルの高層住宅に住んでおり、日本の狭小住宅を見て、こんな家に住みたいと言いました。
高層住宅よりいいかもしれませんが、狭小住宅は狭苦しくてとても長く暮らす家ではありません。

確かに狭小住宅を快適にする工夫はよく行われています。
狭い空間を広く感じさせる方法、太陽光を活かして部屋を明るくする方法、ちょっと草木を配置して自然を導入する方法、どうしても上下に部屋をつくりますが、階段の上り下りを楽にする方法、収納スペースをつくる方法などかなり進歩しています。

しかし最初は気持ちよくても、数年もするとものが増えて床に置かれたり、壁につけられたりします。
ものが増えると掃除が非常にやりにくくなります。
掃除も整頓も次第におっくうになります。
ものが増え、家族が増えると、いろいろな衝突が増えます。

狭小住宅はよくないと思うようになり、外出が増えます。

そこで売ってより広い住宅を買いたいと思うが、希望する価格で売れません。

人口に比して可住地が狭い日本では狭小住宅はしょうがないということだと思います。
したがって狭小住宅を快適にする方法を工夫することは重要です。
しかし狭小住宅をいい住宅かのように思うのは間違いだと思います。

できるだけ広い宅地を探す。
できるだけ部屋は広くする。
部屋は、押入れ、洋服だんす付きとし、ベッド、ソファーなど大型家具は入れない。
この方が生活しやすいのではないでしょうか。

私は、押入れ、洋服だんす付き8畳の個室(洋室)を持っています。
夜は押入れから布団を出して床の上に敷き、朝は布団を畳んで押入れにしまい、昼間は洋室を広々と使うようにしています。
近年は布団が非常に軽くなっているので上げ下ろしは老人でも楽です。