ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

発電をどうするか

2012年02月21日 | Weblog
太陽発電と蓄電の技術開発が進んでいます。
政府も太陽発電推進策を講じているので技術改善は進むと思います。

日本は山国であり、比較的よく雨が降り、川の流れは急ですから水力発電は依然有望です。
今後は巨大ダムをつくる大規模発電ではなく、急速に流れ下る流水を利用する小規模発電に注目すべきです。
発電に適した流水のある町では町単位で水力発電を考えるといいと思います。

日本は温泉を観光と考えてきたので地熱をエネルギーとして利用することが大幅に遅れました。
化石燃料の限界、空気中の炭酸ガス濃度の増加、原子力発電の危険性を考えれば地熱に恵まれた日本が地熱エネルギーを利用しないのはおかしいことです。

従来の大規模火力発電は大量の冷却水を必要とするため海岸につくり、海水を冷却水として利用してきました。
つまり大切な熱を利用しないで海に捨ててきました。
そのためエネルギー効率の改善に限界があります。

この問題を解決するには発電を熱を使う場所で行う必要があります。
家庭で言うと、家庭で発電すれば出る熱も家庭で利用できます。
全体で利用エネルギー効率が倍になれば燃料消費量は半分ですむことになります。
火力発電の小型化はもっと技術開発に力を入れるべきと思います。
発電機を回すエンジンの小型化は比較的早く実現すると思います。
燃料電池のような技術は高度でちょっと時間を要すると思います。
熱電変換素子のようなさらに高度な技術はかなり時間を要すると思います。

原子力発電は、1. 濃縮された状態の放射性物質を増やす、2. 新たに放射性物質を増やす、3. 放射性物質が拡散する、という非常に大きな問題を持っています。
既存原発は東京電力福島第一原発のような事故が起こらなくても、検査、修理、処理処分の段階でどうしても作業者は放射能を浴びます。
放射能は遺伝子を書き換えたり破壊したりしますから非常に危険です。
現在の技術ではこの問題を解決できません。
現在の日本は原発が50基以上あって非常に危険な状態にあります。
原発を使い続けたいなどと言っている場合ではありません。
被曝を減らす最善策は事故が起こる前に原発処理処分を行うことです。
この最善策でも大勢の被曝者が出ることは避けられません。

原発問題を除けば日本のエネルギーの将来は希望があります。

ところでいまだにエネルギーを使うことを考える人が多いのですが、日本はエネルギーを使いすぎていることを忘れてはいけません。
頭の体操と思って現在の半分ぐらいのエネルギー消費で楽しく生きることを考えるといいと思います。