ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

一人当たりで見た望ましい経済力を考えよう

2008年11月23日 | Weblog


アジアの国々の生活水準が非常に低かった時代、私は、生活水準を上げる工夫努力をしないのはアジア人の特性なのかと疑っていました。
しかしその後生活水準が徐々に上がるようになり、アジア人も普通の人である、低生活水準に甘んじるのは別にアジア人の特性ではないとわかってほっとしました。
因習が残っていますが、誰でも生活水準を上げることができると思う人がどんどん増えています。

国単位で見たとき人口が10倍ぐらいの中国やインドが日本以上の経済力を持つ時が来るとの予測は別に驚くべきことではありません。
これからは一人当たりで見たときの経済力が重要です。
それから経済力と言っても普通の2倍も3倍も大きな経済力を持つ必要はありません。

アメリカは国として経済力世界一でありたいとの願望を強く持っていますから今後も中国やインドに負けないように工夫努力するでしょう。
しかしその工夫努力が今回の金融危機のような世界的問題をつくります。
世界一であるためには一人当たりで見て中国やインドの5,6倍、日本の2,3倍の経済力を維持しなければなりません。
すでに金融危機で躓いたアメリカ人が今後もこの経済力を持ち続けることは容易ではありません。
次から次へと無理して、問題を起こし、世界から批判され、信用を落とし、次第に普通の国になるというのがアメリカの運命と思います。

どうも日本人も国単位で経済力を争う考えが強いと思います。
しかしこれから人口が減ります。
このような価値観ではやがて日本は疲れ、失敗続きになることは目に見えています。

国当たりではなく一人当たりで見た経済力を考えるように価値観を変えることが重要と思います。