アメリカでは住宅が供給過剰だそうです。
かねを借りて買った低所得者が返せず住宅を取り上げられているそうです。
住宅を買える人が少ないという問題がありそうです。
価格が下がるか、買えない人を支援する社会的システムができれば買える人が増えて需給はつりあうかもしれません。
日本の場合は、質の悪い住宅が供給過剰です。
すでに空家率は全体で10%をこえているそうです。
現在の集合住宅建築ブームは、質の悪いアパートなどの住宅の空家率を大幅に上げるでしょう。
マンションと呼ばれる既存集合住宅の空家率も上げるでしょう。
そしてやがて新築集合住宅も空家率が増えるでしょう。
人口が減るし、地方の見直しが進むと都市部への人口集中の波も収まって来るからです。
日本経済は無駄が許されない経済と思います。
それなのに政府も会社も個人も無駄なことばかりやっています。
住宅は、人生で最も高い買い物です。
よい住宅を買う、借りる、造るという価値観が一般化することが非常に重要と思います。
よい住宅は、買える人がいなくて住宅産業が成り立たないというならば、買えない人を政府が支援してでもよい住宅を奨励するべきです。
一代半ばで取り壊すのではなく、数代大切に使うようにするならば、政府の支援は無駄になりません。
政府の存在目的は社会の改善にあります。
現在の住宅政策は、買えない人が多いから質の悪い危険でもある住宅建築を認めるというものです。
これではなるようになる政治ではないでしょうか。