ゲートボール(GB)日記

まちなかの公園でGBを楽しんでいます。GBは老若男女一緒に楽しめる数少ないスポーツの一つです。まちびと

一軒問題の家ができると問題の家は周辺に広がる

2006年02月12日 | Weblog
125㎡ちょっとの宅地に壁が境界から50cmしかない総二階の家(問題の家)を建設するとどのような問題が生じるかここでちょっとまとめてみましょう。

1. 隣家は境界から壁までの距離を1mないし1.5mとっているのに、問題の家が50cmしかなかったら隣家が受ける圧迫感および不公平感は非常に大きい。隣家は不愉快に思う。

2.隣家にはそのほか、 開放感が減る、日当たりが悪化する、騒音が聞こえやすくなる、火災が起これば延焼しやすいなどの実害がある。

3. 問題の家の隣家の宅地評価が下がる。

4. 問題の家の宅地は家と駐車場で占められ、庭らしい庭がつくれず、草木のない家となり、周りの庭がある家との調和がなく、町の住環境を悪化させる。

5. 広い宅地の家はごみ置き場としてフェンスの外側を提供することができるが、問題の家は、道路側が駐車場になっていることが多く、ごみ置き場を提供できず、周りの人々に不公平感を与える。

6. 問題の家を買った人は、当初は比較的安く買えたと喜ぶが、やがて家の狭苦しさと、家の周りの狭苦しさに不満を持ち、より広い宅地の家に移りたいと考える。

7. また、どうしても周りの広い宅地の家と自分の家を比較するのでみじめな気持ちになる。子供がどうして私の家は小さいのかと言ったりすると、もっと頑張って広い宅地の家を買うべきだったと反省する。

8. また、どうしても不愉快に思っている隣家の心を感じてしまい、隣家との人間関係が悪くなる。

9. 条件がよくないということで将来隣家の宅地も分割され、問題の家が建設される恐れが大きい。するとそのまた隣家の宅地もやがて分割されるという具合に、問題の家が広がっていく恐れが大きい。すると町はゆとりのない町となり、美しくない町、住みにくい町になる恐れが大きい。