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第19回「アマチュア無線全国縦断一斉マイクロ波帯大移動運用会」

2011年10月02日 | 伊予松山歴史散策
第19回「アマチュア無線全国縦断一斉マイクロ波帯大移動運用会」

平成23年10月2日(土)午前9時から3日(日)午後3時までの間標記の件を開催した。
同日は北海道から九州各地に至りマイクロ波帯の電波を使用し電波伝搬通信実験が行われた。

平成14年9月28日に第1回目を開催して継続中で、今回が第19回目である。
マイクロ波帯バンドの活性化と防衛に寄与する事を前提として全国のマイクロ波を愛好するアマチュア局が実験と運用と相互の友好を進めることを目的に日本アマチュア無線連盟の後援を得て実施している。

東日本大震災 3・11・・から6ヶ月経ちました。東北方面ではまだまだ災害復興の途についたばかりです・・・アマチュア無線局の皆さんの中にも被災された方々がいらっしゃいます。そして福島「原発」被害で悪戦苦闘中の方々も多くいらっしゃいます。

大震災で通信手段が断絶した。アマチュア無線局が災害状態の連絡や救助連絡等々の非常無線通信活動を少数であるが災害活動に寄与したアマチュア無線局がいた。
非常無線通信は日頃からの通信技術の訓練と通信機器の点検が必要である。

このような事も念頭におき毎年2回マイクロ波帯愛好局が全国規模で通信実験を実施している。
参考に:金銭上の利益のためではなく、 無線技術に対する個人的興味から自己訓練、通信、技術的研究のために開設される無線局をアマチュア無線局といい、「ハム」という通称で親しまれている。

世界中に約230万局、また国内でも約56万局が開設されており、活発な無線交信が行われている。また無線科学の進歩、国際親善等にも寄与してきており、更に非常災害時には、人命救助等にも活躍するなど社会的にも貢献している。
開催実行委員事務局は、横浜市のJH1UGF:槇岡 寛幸氏です。

註:マイクロ波帯とは、一般に周波数が1~10GHzのUHF・SHF・EHFを含む周波数の総称がマイクロ波と呼ばれその中でもSHF「Super High Frequency」の略語で波長は1~10cm未満、3GHz~30GHz以下の周波数を言う。主に衛星通信、衛星放送、市外電話回線、各種レーダーが用途で、勿論アマチュア無線も含まれる貴重なバンドです。全国(縦断)一斉マイクロ波バンド大移動運用会はSHF帯が主である。
画像は、10月1日・2日に行われた第19回・全国(縦断)一斉マイクロ波バンド大移動運用会に参加した、JR5EEKの設備です。


第19回「全国一斉マイクロ波バンド大移動運用会に参加した設備
使用するANTは衛星放送仕様で直径40cmのパラボラANTを使用。


5600MHz(5,6GHz)の設備。
高速道路の料金所でETC処理する電子料金収受システムに使われている電波が5800MHz帯を使用している。


10,1GHzの設備・・商業放送局が駅伝、マラソン等々の中継に使う電波が10GHzである。


24GHz設備、24GHzの電波を送信するには1200NHzの無線機に24GHz仕様のトランスバーターを接続経由で送受信する。


JR5EEKの固定ANT群で、最上部から2400MHZ・1200MHz
430MHz・7MHz・21MHz・28MHz・・1200MHzの下に55cmの5600MHzパラボラがある


タワーはクランクアップ仕様で4段階に伸び最長18m。

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