18日の東京市場は2万8000円を挟んで小動きでした。上値は重かったですが、底堅かった
という表現でいいのでしょうか。来週以降相場がどんな展開になるのかはまだ見通せませ
んが、11月の日経平均は10月の大幅上昇の反動が懸念されましたが、三分の二を消化した
時点では前月に比べてプラスを維持しています。
グロース株のリクルートやエムスリーが下落する一方値嵩の半導体銘柄が支える構図でし
た。不自然な上昇を続けていたSBGの下げをカバーできたことは評価できるかもしれません。
メモリー世界大手のマイクロンが2割減産を発表し、同CEOは設備投資をさらに削減する
との含みを持たせました。既に半導体市況の悪化から悪いニュースは数多く出ています。
それでも東京エレクやアドバンテスト株10月安値からは3割程度上昇しています。
株価下落を追いかけるように業績悪化に対する不安が表面化したことで一旦は悪材料出尽く
しというのが市場の判断なのでしょうか。また紆余曲折はあったけれど半導体セクターの最
悪期は脱したのかどうか今後の展開を見守りたいところです。
日本企業は半導体の川上分野に強みを持っている企業が多いのが特徴です。世界シェアが
トップのシリコンウエハーや封止材やパッケージ、フォトマスクそれに製造装置では東京
エレクや検査装置のアドバンテストなどが世界的な有力企業です。高収益や値嵩銘柄が多
いことから日経指数に一定の影響を与えます。
円安期待が不発に終わった自動車セクターが冴えない中で一筋の光明なのは間違いないで
しょう。米国よる中国に対する最先端装置の輸出規制が半導体製造装置メーカーの業績の
足枷になるという見方があります。日本メーカーでも業績下方修正した東京エレクトロンは
半分程度のその影響だと会社側は公表しています。一方中国のマイナス分は西側諸国のメー
カーへの出荷増でカバーできるという見方もあります。
どちらに転ぶか分かりませんが、半導体産業が成長産業であることは間違いありません。
今後も通信量の増加続きデータセンターや自動運転が実用化段階になれば半導体の使用量
は激増します。現在は下向きのシリコンサイクルは好不況が4年程度のサイクルで回ってい
ます。来年にはサイクルの底に達する予想もあります。中長期投資家にとっては仕込みの
チャンスは意外に近いのかもしれません。
次回の更新は22日を予定しています。
という表現でいいのでしょうか。来週以降相場がどんな展開になるのかはまだ見通せませ
んが、11月の日経平均は10月の大幅上昇の反動が懸念されましたが、三分の二を消化した
時点では前月に比べてプラスを維持しています。
グロース株のリクルートやエムスリーが下落する一方値嵩の半導体銘柄が支える構図でし
た。不自然な上昇を続けていたSBGの下げをカバーできたことは評価できるかもしれません。
メモリー世界大手のマイクロンが2割減産を発表し、同CEOは設備投資をさらに削減する
との含みを持たせました。既に半導体市況の悪化から悪いニュースは数多く出ています。
それでも東京エレクやアドバンテスト株10月安値からは3割程度上昇しています。
株価下落を追いかけるように業績悪化に対する不安が表面化したことで一旦は悪材料出尽く
しというのが市場の判断なのでしょうか。また紆余曲折はあったけれど半導体セクターの最
悪期は脱したのかどうか今後の展開を見守りたいところです。
日本企業は半導体の川上分野に強みを持っている企業が多いのが特徴です。世界シェアが
トップのシリコンウエハーや封止材やパッケージ、フォトマスクそれに製造装置では東京
エレクや検査装置のアドバンテストなどが世界的な有力企業です。高収益や値嵩銘柄が多
いことから日経指数に一定の影響を与えます。
円安期待が不発に終わった自動車セクターが冴えない中で一筋の光明なのは間違いないで
しょう。米国よる中国に対する最先端装置の輸出規制が半導体製造装置メーカーの業績の
足枷になるという見方があります。日本メーカーでも業績下方修正した東京エレクトロンは
半分程度のその影響だと会社側は公表しています。一方中国のマイナス分は西側諸国のメー
カーへの出荷増でカバーできるという見方もあります。
どちらに転ぶか分かりませんが、半導体産業が成長産業であることは間違いありません。
今後も通信量の増加続きデータセンターや自動運転が実用化段階になれば半導体の使用量
は激増します。現在は下向きのシリコンサイクルは好不況が4年程度のサイクルで回ってい
ます。来年にはサイクルの底に達する予想もあります。中長期投資家にとっては仕込みの
チャンスは意外に近いのかもしれません。
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