訂正とお詫び
3日の更新はお休みするつもりでしたが、4日は忙しくなりそうなので1日早く
更新します。あくまでも4日に更新するつもりで書きました。
先週はイタリア総選挙結果が世界のマーケットに波乱をもたらしました。選挙
結果の伝わった直後の為替市場ではドルに対して円は94円台から一時91円
割れまたユーロに対しては122円台から一時119円台まで急激な円高への巻
き戻しが起こりました。典型的なネガティブサプライズによる売りが売りを呼ぶ
展開でロスカットによる下げが新たなロスカットの原因になりました。
ところで12年まではポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの
5ヶ国の政府債務の焦げ付きやユーロ離脱懸念で各国の頭文字をとったPII
GSが欧州財政危機の象徴的な言い回しに使われました。そして13年から言
われているのがユーロ圏での経済規模2位から5位までのフランス、イタリア
スペイン、オランドが抱える国内の景気低迷問題です。
2013年のGDP予想でフランスはゼロ、イタリアはマイナス1%、スペインは
マイナス1.4%、オランダはマイナス0.6%予想です。イタリア、スペイン、オラ
ンダは2012年もマイナスでしたから2年連続マイナス成長と事態は深刻です。
景気が回復しなければ失業率も改善しません。財政再建もままなりません。
日本がバブル崩壊から景気低迷とデフレから抜け出せず財政は悪化の一途
失われた20年といわれましたが、FISHの国々はそんな日本と同じ状況に
なる懸念もあります。
FISH問題は今のところ市場にとって大きな嵐ではなく小さな嵐を何度も巻き
起こす要因と考えていたほうがいいでしょう。欧州財政危機の沈静化からユ
ーロ高がここ数ヶ月進みましたが実体経済の弱さによる需要の減少と輸出
産業へのにとってマイナスの影響もありユーロ高の局面には転機が訪れま
した。ユーロ相場は利下げ問題も浮上していますからしばらく下値模索の展
開も覚悟しておいたほうが良さそうです。当面ユーロ圏への輸出比率の高い
精密株など上値の重い可能性も考えられます。
東京市場は金融緩和期待もあり日経平均はここまで予想以上の永い期間
上昇を続けています。「政策に売りなし」と言われるように超金融緩和やTTP
で恩恵を受ける銘柄には素直に乗った人たちが勝ち組になっています。先週
のように波乱が時々起こることを常に頭に入れる必要はあります。しかし流れ
に沿った銘柄はそんな局面では絶好の買場になることもあります。そのあたり
の見極めが今後ますます重要になります。
日経平均が上昇しているからと言って何を買っても儲けの出る相場では無く
なりつつあります。現在の局面では好業績銘柄だからと言って買っても現状
では利益を得にくい状況です。
東京市場を支えている外国人投資家の買いと個人投資家のホットマネーは
健在です。現在の東京市場で彼らが勝ち組です。IPO株やバイオ株急騰も
先週の含み資産株暴騰もおそらく彼らの資金がかなり流入しています。住友
不動産が1週間で545円上昇約2割の値上がりです。三井不動産も三菱地所も
同じように急騰しています。これらの資金が次にどこに向かうのか注意深く観
察しましょう。私は証券、銀行やノンバンクなどの金融株に注目しています。
3日の更新はお休みするつもりでしたが、4日は忙しくなりそうなので1日早く
更新します。あくまでも4日に更新するつもりで書きました。
先週はイタリア総選挙結果が世界のマーケットに波乱をもたらしました。選挙
結果の伝わった直後の為替市場ではドルに対して円は94円台から一時91円
割れまたユーロに対しては122円台から一時119円台まで急激な円高への巻
き戻しが起こりました。典型的なネガティブサプライズによる売りが売りを呼ぶ
展開でロスカットによる下げが新たなロスカットの原因になりました。
ところで12年まではポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインの
5ヶ国の政府債務の焦げ付きやユーロ離脱懸念で各国の頭文字をとったPII
GSが欧州財政危機の象徴的な言い回しに使われました。そして13年から言
われているのがユーロ圏での経済規模2位から5位までのフランス、イタリア
スペイン、オランドが抱える国内の景気低迷問題です。
2013年のGDP予想でフランスはゼロ、イタリアはマイナス1%、スペインは
マイナス1.4%、オランダはマイナス0.6%予想です。イタリア、スペイン、オラ
ンダは2012年もマイナスでしたから2年連続マイナス成長と事態は深刻です。
景気が回復しなければ失業率も改善しません。財政再建もままなりません。
日本がバブル崩壊から景気低迷とデフレから抜け出せず財政は悪化の一途
失われた20年といわれましたが、FISHの国々はそんな日本と同じ状況に
なる懸念もあります。
FISH問題は今のところ市場にとって大きな嵐ではなく小さな嵐を何度も巻き
起こす要因と考えていたほうがいいでしょう。欧州財政危機の沈静化からユ
ーロ高がここ数ヶ月進みましたが実体経済の弱さによる需要の減少と輸出
産業へのにとってマイナスの影響もありユーロ高の局面には転機が訪れま
した。ユーロ相場は利下げ問題も浮上していますからしばらく下値模索の展
開も覚悟しておいたほうが良さそうです。当面ユーロ圏への輸出比率の高い
精密株など上値の重い可能性も考えられます。
東京市場は金融緩和期待もあり日経平均はここまで予想以上の永い期間
上昇を続けています。「政策に売りなし」と言われるように超金融緩和やTTP
で恩恵を受ける銘柄には素直に乗った人たちが勝ち組になっています。先週
のように波乱が時々起こることを常に頭に入れる必要はあります。しかし流れ
に沿った銘柄はそんな局面では絶好の買場になることもあります。そのあたり
の見極めが今後ますます重要になります。
日経平均が上昇しているからと言って何を買っても儲けの出る相場では無く
なりつつあります。現在の局面では好業績銘柄だからと言って買っても現状
では利益を得にくい状況です。
東京市場を支えている外国人投資家の買いと個人投資家のホットマネーは
健在です。現在の東京市場で彼らが勝ち組です。IPO株やバイオ株急騰も
先週の含み資産株暴騰もおそらく彼らの資金がかなり流入しています。住友
不動産が1週間で545円上昇約2割の値上がりです。三井不動産も三菱地所も
同じように急騰しています。これらの資金が次にどこに向かうのか注意深く観
察しましょう。私は証券、銀行やノンバンクなどの金融株に注目しています。
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