kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

メジャーSQ高値形成へGO?

2019-12-03 06:26:28 | 日記
週明けの日経平均は週末の米国株安にも拘わらず大幅上昇でした。
28日の米国の小売売上好調が伝わったことや11月の中国製造業購買
担当者景気指数(PMI)は政府版、民間版ともに拡大・縮小の節目
となる50を上回ったことが株高に弾みを付けました。

米国で年末商戦が好調なスタートを切ったことから任天堂やソニーの
ゲーム株に加え在庫調整が進んだ電子部品銘柄が人気を集めました。
また中国の景況感回復からファナックやダイフクといった設備投資
関連銘柄の上昇も目立ちました。

今後は節目の2万3500円どころを抜けると年末ラリーへの期待も一段
と高まりそうです。もっとも市場で年末高が囃されれば囃されるほど
結果的に相場の寿命が早く来てしまうこともあるかもしれません。相
場にはリズムがあります。多くの場合上昇や下落は2カ月程度で繰り
返されます。

年末の上昇相場が年明け以降も続く場合もありますが、市場環境が大
きく変わり場合もあります。昔の市場の言い回しで「株を枕に正月を
迎える」というのは過去のものとなることも考えられます。特に海外
投資家の影響が大きい日本株の場合、彼らがクリスマス休暇を取ると
途端に閑散相場に逆戻りします。

12月相場を展望すれば月の前半と後半では圧倒的に前半の方が株価は
堅調に推移している傾向があります。一旦前半に高値を形成し後半は
例え大きな値崩れはなくとも上値の重い展開が続く可能性は考えなけ
ればなりません。

このところの東京市場は日経指数がTOPIX指数を上回る展開になって
います。相場のリード役はヘッジファンド勢の先物主導相場のようで
す。彼らの決算期は11月や12月がほとんどですからどこかで決算対策
売りに転じる局面が来るかもしれません。先物、オプションの重なる
メジャーSQである13日までに一旦高値を形成するケースも考えておく
べきです。

先週は水晶部品メーカー株が大きく上昇する現象が発生しました。ス
マホ需要の回復期待から大手電子部品株は既にかなり高い水準まで上
昇しました。一方これまで水晶部品株はほとんど動きがありませんで
した。日経指数が高値圏まで上昇する状況では投資家の目はより出遅
れていて手垢が付いてない銘柄に向かいます。

日経平均が一段高するとしても値幅妙味があるのはこれまで様々な理
由で見送られてきた銘柄の中にありそうです。簡単にそんな銘柄を上
昇する前に見つけるのは至難の業ですが、もし見つかれば大きく利益
が見込めるでしょう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 不確実性時代の投資心得 | トップ | 「反省はするが萎縮はしない」 »

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事