kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

歴史は繰り返す

2014-12-17 06:13:12 | 日記
東京市場は8日の17935円から16日の16755円まで6営業日で1180円(6.6%)
下落しました。13年の大納会16291円から1月14日の15422円6営業日で869円
下落(5.3%)と同じ軌道を描いているようです。前回が9連騰後の一方的な下
落、そして今回は7連騰後という違いはあっても市場予想以上の速さでの大幅
下落はまるで今年の年明け以降の相場と同じパターンです。

海外短期筋主導の相場で一方的な上昇の後はお決まりのような一方的な下落
でした。逆原油安ショックというキッカケは違いますがもはや東京市場の運命と
諦めるしかないようです。結局海外短期筋の買いによる上昇は過去のケース
でも脆さを抱えています。

株価上昇を毎度大手証券の持ち出す都合の良い指標を持ち出して現在の株高
を正当化するような動きは今回もありました。変動の大きな為替相場頼みの買
いは大きなリスクと背中合わせです。先週まで日銀によるETF買い支えも有り
市場関係者の強気コメントが幅を効かせていました。原油安が日本株に追い風
という見方は間違っていないと思いますがメリットを受ける国がある一方デメリット
の国もある訳です。今回はその代表がロシアです。世界経済は複雑に繋がって
います。市場も原油急落の負の部分を過小評価していたのかもしれません。

市場期待の日銀によるETF買いも10日11日と下落したにも拘わらず音なしの
状態で市場はすっかり梯子を外された格好です。15日と16日には374億円の
買い入れがありましが先週の下げ局面では買い入れをしませんでした。その
ことが市場心理を冷やしたことは明らかです。期待はあっという間に失望に
変わり得るとの教訓を残しました。

まあ日銀頼みのという市場の甘えも問題といえば問題です。結局円安株高は
続くという思い込みが怖いものです。今回もやはり急騰の後の急落という歴史
は繰り返されました。まあ済んでしまったことをぼやいても始まりません。今後
東京市場はどんな動きになるのか自分なりに考え最善の方法を講ずるべきです。
因みに今年1月はその後どうなったかというと一旦反発した後は再び下落に転じ
当面の底が入るのは大発会からほぼ1ヵ月後2月4日でした。

もし今回も同じ軌道を辿るとすれば今後の反発局面では戻り売りを選択するという
のが正解となりますがさてどんな結末になるでしょうか。いずれにしてもここまで
下げたという事実からはひとまず上昇トレンドには終止符が打たれたと考えるべきで
す。

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