ソニーがついに2000円を越えました。4月末の株価は1613円でしたから15日の
終値(2072円)からは459円上昇したことになります。4月中旬にソニーの2000円
回復もあるかもとこの欄で書きましたが、まさかこんなに早く現実ものとなるとは
驚きです。
ソニーはもともと外国人投資家の持ち株比率が高い企業として知られていました。
トリニトロンテレビやウォークマンと言ったヒット商品を出し日本よりも海外でブラン
ド力が高いということや子会社に音楽やハリウッドの映画配給会社(コロンビア)
を抱えていることも外国人投資家にとって人気の高い企業という位置づけがされ
ていました。
ところが韓国のサムスンやLG電子の台頭で液晶テレビの苦戦やPC、ゲーム機
デジカメ等のエレクトロニクス部門の業績不振が長く続き海外の年金等の長期
投資家の離散が昨年の株価下落の時に市場でささやかれていました。株価3000
円台から下落の一途を辿り1000円割れでも下げ止まらなかったのは長期保有の
外国人投資家の売りが大きな原因ともなりました。
ソニーの業績回復はまだ途上ですが少なくとも外国人投資家は将来のソニーに
対して前向きな評価が高まり長期投資家も少しずつ戻ってきているようです。
もっとも現在のところ投資主体は物言う株主として知られるヘッジファンドが主体
のようです。今後は如何に株価の上昇に見合った経営改革のスピードアップを
果たし再建を軌道に乗せられるかが問われます。目に見える形でソニーの業績が
上向けば年金等の長期の資金流入にも拍車がかかり2000円が通過点になります。
一方SNSゲームで一躍有名になったグリー株、確か昨年の3月には時価総額が
6000億円を突破したと言って株式市場の話題になりました。しかし物事はそう良い
事ばかり続かないものです。絶好調だった業績もコンブガチャが射幸心を煽るとし
て社会問題化して廃止に追い込まれました。その後は期待の海外展開も進まず
業績も悪化、今6月期の決算で2度目の業績下方修正を受けて15日に急落しまし
た。時価総額は僅か1年弱で6割近く失いました。改めて株式市場の栄枯盛衰の
激しさを思い知らされます。
ゲーム配信も携帯がガラケーからスマホに置き換わったようにディー・エヌ・エー
やグリーが提供するプラットフォームからの配信からアップルストアやグーグル
プラスに変わっていくのでしょうか。SNSゲーム大手2社の不振を横目にパズド
ラの絶好調でガンホーの株価が天井知らずに上昇しているのも新たな潮流なの
かもしれません。
さて15日の東京市場はついに1万5000円を突破しました。もっとも日経平均が
337円と大幅な上昇にもかかわらず1011銘柄が値下がりしました。過熱感の出
ていた新興市場も今年最大の下落でした。限られた銘柄の大幅上昇が昨日の
日経平均の大幅高を演出しました。この動きが来週以降の調整の暗示なのか
それとも一時的な利益確定売りでの小波なのか円相場の行方も含めて目の
離せないところです。
テクニカル指標からは目先過熱感を示しています。ある市場関係者によると
テクニカル指標の過熱感をもろともせず上昇していることから歴史的なブル
相場なのだと言うことを書いていましたが少々乱暴な見方かもしれません。
中長期的にはまだまだ上昇トレンドは続くとしても短期的には何かのキッカ
ケがあれば調整もあり得ます。総論強気でも常にそのことを頭の片隅に置
いて置くべきです。
終値(2072円)からは459円上昇したことになります。4月中旬にソニーの2000円
回復もあるかもとこの欄で書きましたが、まさかこんなに早く現実ものとなるとは
驚きです。
ソニーはもともと外国人投資家の持ち株比率が高い企業として知られていました。
トリニトロンテレビやウォークマンと言ったヒット商品を出し日本よりも海外でブラン
ド力が高いということや子会社に音楽やハリウッドの映画配給会社(コロンビア)
を抱えていることも外国人投資家にとって人気の高い企業という位置づけがされ
ていました。
ところが韓国のサムスンやLG電子の台頭で液晶テレビの苦戦やPC、ゲーム機
デジカメ等のエレクトロニクス部門の業績不振が長く続き海外の年金等の長期
投資家の離散が昨年の株価下落の時に市場でささやかれていました。株価3000
円台から下落の一途を辿り1000円割れでも下げ止まらなかったのは長期保有の
外国人投資家の売りが大きな原因ともなりました。
ソニーの業績回復はまだ途上ですが少なくとも外国人投資家は将来のソニーに
対して前向きな評価が高まり長期投資家も少しずつ戻ってきているようです。
もっとも現在のところ投資主体は物言う株主として知られるヘッジファンドが主体
のようです。今後は如何に株価の上昇に見合った経営改革のスピードアップを
果たし再建を軌道に乗せられるかが問われます。目に見える形でソニーの業績が
上向けば年金等の長期の資金流入にも拍車がかかり2000円が通過点になります。
一方SNSゲームで一躍有名になったグリー株、確か昨年の3月には時価総額が
6000億円を突破したと言って株式市場の話題になりました。しかし物事はそう良い
事ばかり続かないものです。絶好調だった業績もコンブガチャが射幸心を煽るとし
て社会問題化して廃止に追い込まれました。その後は期待の海外展開も進まず
業績も悪化、今6月期の決算で2度目の業績下方修正を受けて15日に急落しまし
た。時価総額は僅か1年弱で6割近く失いました。改めて株式市場の栄枯盛衰の
激しさを思い知らされます。
ゲーム配信も携帯がガラケーからスマホに置き換わったようにディー・エヌ・エー
やグリーが提供するプラットフォームからの配信からアップルストアやグーグル
プラスに変わっていくのでしょうか。SNSゲーム大手2社の不振を横目にパズド
ラの絶好調でガンホーの株価が天井知らずに上昇しているのも新たな潮流なの
かもしれません。
さて15日の東京市場はついに1万5000円を突破しました。もっとも日経平均が
337円と大幅な上昇にもかかわらず1011銘柄が値下がりしました。過熱感の出
ていた新興市場も今年最大の下落でした。限られた銘柄の大幅上昇が昨日の
日経平均の大幅高を演出しました。この動きが来週以降の調整の暗示なのか
それとも一時的な利益確定売りでの小波なのか円相場の行方も含めて目の
離せないところです。
テクニカル指標からは目先過熱感を示しています。ある市場関係者によると
テクニカル指標の過熱感をもろともせず上昇していることから歴史的なブル
相場なのだと言うことを書いていましたが少々乱暴な見方かもしれません。
中長期的にはまだまだ上昇トレンドは続くとしても短期的には何かのキッカ
ケがあれば調整もあり得ます。総論強気でも常にそのことを頭の片隅に置
いて置くべきです。
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