kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

マスク氏にマスクを

2021-05-21 04:46:47 | 日記
仮想通貨の暴落で米株が調整色を強めたことで20日の東京市場の動向が
心配されましたが、何とかプラス圏で引けることが出来ました。今週の
動きを振り返ると底堅さも感じられます。13日には2万7400円台まで売り
込まれた日経平均はこのまま今週は2万8000円台を維持したまま終わる
ことが出来るのでしょうか。今日の動きが注目されます。

仮想通貨の暴落が株式市場に影響を与えるようになったのはテスラやス
クエアといった成長期待の高い企業が相次いでビットコインを購入した
ことから株価がビットコインの値動きと連動するようになりました。4月
の高値から直近で4割下落したとはいえ昨年の10月から半年間で6倍まで
上昇したことから考えれば元々投機色の強い投資対象です。

数年前日本でも仮想通貨ブームが個人投資家中心に話題になりました。
仮想通貨で大きな利益を上げた投資家を「億り人」という言葉まで生ま
れました。日本では売買の主体が個人中心でしたが米国での著名企業ま
で参戦することで数年前の日本を超えるブームが到来しました。

テスラが保有と決済通貨として車の購入代金として認めるということが
人気に拍車を掛けました。一方今月の下げ相場で悪材料になったのもテ
スラがビットコインでの支払い停止を発表したことです。中国で18日銀
行の業界団体などが金融機関に対して仮想通貨の関連業務を禁じる通達
を出したことも弱気ムードに拍車を掛けました。

市場で何かとその発言力が注目されるイーロンマスクです。仮想通貨は
採掘と呼ばれる計算で大きな電力消費が必要となります。発電分野では
まだ化石燃料に依存しています。仮想通貨の価格上昇はマイニングも盛
んになり消費電力の大きくなります。

マスク氏も仮想通貨のマイニングには大きな電力が消費されることは知
っていたはずです。今更、環境に負荷がかかるという理由でビットコイ
ンによる支払いを停止するというのは理解に苦しみます。マッチポンプ
のごとき最近のマスク氏の動きに不快感を持つ人たちから「マスク氏に
マスクを」というニュースのタイトルは的を得ているようです。
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