緊急事態宣言が7日発令されました。国民が順守しなけばならない
感染予防のために換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間
近で会話する密接場面――が重なる「3つの密」だと言われています。
国民性からもかなり効果は期待されていますが、効果が出れば出る
ほど経済を痛めつけることに繋がり新型コロナ感染拡大対策と経済
はトレードオフの関係になります。しかし早急の課題は感染を終息
させることですから当面は経済に目をつぶっても対策を推し進める
しかありません。
日本でも緊急事態宣言が秒読みになり米国でも感染拡大のピークが
見えたとの観測から6日は最初に開いた東京市場は大幅高でした。
日本発の株高が欧州そして米国へと世界を一周しました。しかし
株高が持続するための次の一手があるかというとまだ答えは見えて
きません。
感染予防には「三つの密」を避けることが推奨されていますが今後
の株式市場を占うのは「ざ」と「せ」と「へ」の三つが大事になり
そうです。
コロナショックで多くの業界が需要消滅に直面するでしょう。売り
上げ不振は何カ月も続くかもしれません。財務体質の脆弱な企業は
信用力も低く新たな借り入れは難しくなります。守りの経営に徹す
るしか他ありません。
反対に財務体質の良好な企業は多くの企業が二の足を踏むような案
件にお手ごろな価格でM&Aを行うことや積極的な拡大投資も可能で
す。その差が次の好景気の場面では大きな成長を可能にします。
経営の神様と言われた松下幸之助は「好況よし、不況さらによし」と
いう言葉を残しています。世の中が不景気で停滞している時は景気が
悪く商品が売れません。それまで手が回らなかったアフターサービス
を徹底する、社員教育に力を注ぐなど、不景気なりに利点があるこう
した努力をすれば、「不景気こそ千載一遇のチャンス」にもなるとい
う訳です。
経営者は景気が悪くなると守りの姿勢になりがちです。好景気と不景
気は繰り返すものです。多くの経営者が好景気になるとずっとこの状
態が続き強気になり身の丈を越えた投資に走ることもあります。不景
気の時ほど「せ」めの経営が必要です。多くのライバルたちが守るこ
としか考えていない時ほど差をつけることが出来ます。
企業は続きますが主力事業がいつまでも世の中で必要とされる時代が
続くとは限りません。6日主要銘柄でいち早く10年来高値を更新した
富士フィルムの主力事業は写真フィルムから複写機事業や液晶用の保
護フィルムそして次の成長ドライバーとして医薬品関連や医療機器に
事業を拡げてきました。
米国の写真用フィルム世界最大手だったコダックがデジカメに駆逐さ
れるようにアナログカメラが衰退しフィルム市場の消滅とともに2012年
に破綻したのとは対照的です。「へ」んしん出来ない企業は多くの場合
株式市場から退場する運命です。コロナのピークアウト間近ということ
で世界的な株高になりましたが、全面高は長く続かずいずれコロナ後の
業績回復具合で明暗が分かれる相場になるのではないでしょうか。
感染予防のために換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間
近で会話する密接場面――が重なる「3つの密」だと言われています。
国民性からもかなり効果は期待されていますが、効果が出れば出る
ほど経済を痛めつけることに繋がり新型コロナ感染拡大対策と経済
はトレードオフの関係になります。しかし早急の課題は感染を終息
させることですから当面は経済に目をつぶっても対策を推し進める
しかありません。
日本でも緊急事態宣言が秒読みになり米国でも感染拡大のピークが
見えたとの観測から6日は最初に開いた東京市場は大幅高でした。
日本発の株高が欧州そして米国へと世界を一周しました。しかし
株高が持続するための次の一手があるかというとまだ答えは見えて
きません。
感染予防には「三つの密」を避けることが推奨されていますが今後
の株式市場を占うのは「ざ」と「せ」と「へ」の三つが大事になり
そうです。
コロナショックで多くの業界が需要消滅に直面するでしょう。売り
上げ不振は何カ月も続くかもしれません。財務体質の脆弱な企業は
信用力も低く新たな借り入れは難しくなります。守りの経営に徹す
るしか他ありません。
反対に財務体質の良好な企業は多くの企業が二の足を踏むような案
件にお手ごろな価格でM&Aを行うことや積極的な拡大投資も可能で
す。その差が次の好景気の場面では大きな成長を可能にします。
経営の神様と言われた松下幸之助は「好況よし、不況さらによし」と
いう言葉を残しています。世の中が不景気で停滞している時は景気が
悪く商品が売れません。それまで手が回らなかったアフターサービス
を徹底する、社員教育に力を注ぐなど、不景気なりに利点があるこう
した努力をすれば、「不景気こそ千載一遇のチャンス」にもなるとい
う訳です。
経営者は景気が悪くなると守りの姿勢になりがちです。好景気と不景
気は繰り返すものです。多くの経営者が好景気になるとずっとこの状
態が続き強気になり身の丈を越えた投資に走ることもあります。不景
気の時ほど「せ」めの経営が必要です。多くのライバルたちが守るこ
としか考えていない時ほど差をつけることが出来ます。
企業は続きますが主力事業がいつまでも世の中で必要とされる時代が
続くとは限りません。6日主要銘柄でいち早く10年来高値を更新した
富士フィルムの主力事業は写真フィルムから複写機事業や液晶用の保
護フィルムそして次の成長ドライバーとして医薬品関連や医療機器に
事業を拡げてきました。
米国の写真用フィルム世界最大手だったコダックがデジカメに駆逐さ
れるようにアナログカメラが衰退しフィルム市場の消滅とともに2012年
に破綻したのとは対照的です。「へ」んしん出来ない企業は多くの場合
株式市場から退場する運命です。コロナのピークアウト間近ということ
で世界的な株高になりましたが、全面高は長く続かずいずれコロナ後の
業績回復具合で明暗が分かれる相場になるのではないでしょうか。
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